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活動自粛なのに

JUGEMテーマ:日記・一般

 

4月は新しい年度が始まる月で、様々な団体の総会が開かれる。

自治会の総会も4月初旬に開催されることになっていたが、新型コロナウイルス感染防止のため、開かれることはなかった。

議案の議決は書面で行われ、その結果を住人に配布していた。

 

私が活動しているボランティアの会も4月に総会を開催予定だったが、緊急事態宣言が出たため5月に延期となっていた。

ところが、5月に緊急事態宣言が延長されたため、再び、総会は開くことができなくなった。

 

今年は役員・幹事の改選年なのだ。

新しい会長・副会長・幹事はすでに候補が決まっているが、総会で承認されないと活動ができない。

活動といっても、世の中が自粛しているのだから、活動するどころではない。

公共施設はすべて閉館しているし、市関連の団体はほとんどが活動していない。

当然、文化財ガイドの申し込みもない。

 

感染拡大が叫ばれる中、70歳代の老人たちが活動するのは危険極まりない。

当然、緊急事態宣言が終了するまで、一切の活動は停止するのだろうと思っていた。

ところが、新旧役員人たちが何度か集まって、書面による総会議決を話し合っていた。

私はその行動自体、やめたほうが良いと感じていた。

岡江久美子が亡くなったことが伝えられ、突然重症化するコロナウイルスの恐ろしさが連日報道されていたころのことだ。

何を急ぐ必要があるのだろう。

(会長が病気で体調が悪く、早く新会長に代わりたかったようだ)

この時期の文化財活動なんて、不要不急の何物でもない。

 

「書面での議決」をするとなると、議案書を印刷し、各会員に配布しないといけない。

町内の自治会と違って、会員の住居が市内に散らばっているので、配布に手間が掛かる。

全員がパソコンなりスマホを持っていれば、メールのやり取りができるだろうが、老人ばかりの団体なので、ネット環境が整っているのは半分以下。

 

まず17名の幹事に「書名による議決」の是非を確認すると、16名が賛成で、反対したのは私だけだった。

早速、議案書を印刷して、会員全員に配布することになった。

 

そこで、私に連絡がくる。

議案書の印刷は公民館の輪転機を使う。

会報を印刷している私は輪転機の使い方に慣れているので、私に連絡が来たのだ。

印刷や製本作業になると、手伝うことは覚悟していたが、何か腑に落ちない気持ちだった。

妻からは「自粛要請を無視しているサーファーと同じやね」と言われる始末。

 

公民館はすべて休館だったが、輪転機を使える市の施設が1カ所だけあった。

ここでも、感染リスクを避けるため、印刷室に入るのを2名に制限していた。

私ともう1名が印刷し、別室で役員数人が印刷した議案書を製本していた。

製本後、会員を地区別に振り分けて、そこにいた役員と私の5名で配布することになった。

 

自転車で、私が住む地区の会員10名に配った。

「ステイ ホーム」を守られて、全員在宅されていた。

長引く自粛に、うんざりとされていた。

外出訪問を咎められると思ったが、「大変なときにご苦労さん」との言葉を掛ける。

結局、書面による議決は2名の保留以外に反対はなく、議案書は承認された。

 

新年度の活動が始まったものの、緊急事態宣言が解除されるまで活動休止は続くのだが…。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:41
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