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パチンコ

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「賭け事は人生を豊かにする」

ムツゴロウこと、畑正憲さんがエッセイに書いていたのを覚えている。

 

人生で、一番パチンコに興じたのは高校3年生の時だった。

家がパン屋をしていて、従業員に連れていてもらったのが始まりだった。

大学の受験勉強を追われていた頃、尼崎の出屋敷にあるパチンコ店にひとりで出かけていた。

ギャンブルという感覚ではなく、小遣い銭の数百円を持ってパチンコ台に向かっていた。

どこから見ても18歳以上には見えなかったが、店員は知らぬ顔して入店を許していた。

 

その頃のパチンコ台は現在のようにギャンブル性が高くなく、縁日のパチンコ台に向かっている感覚だった(と思う)。

玉を打つのは自動ではなく、1玉ずつ穴を入れてバネのついた玉出しのハンドルを親指で跳ねるものだった。

台に向かっている時、不思議と日常生活の面倒なことが忘れられ、受験勉強のストレスが解消されていくのだった。

 

一度だけ、こわい思いをしたことがある。

その時、打った玉が回転する器具に引っ掛かり回転しなくなり、玉がその上に次々の玉が溜まってきた。

やがて、玉がどんどん重なっていき、チューリップに玉が流れて入っていく。

当然チューリップは開いたままで、玉がじゃんじゃん出てくる。

出玉が良すぎるのに気付いた店員が見にやってくる。

「こら、玉が詰まったら、言わんかい」と、強面の店員に怒鳴られた。

その頃、パチンコの店員はコワいお兄さんが多かった。

それ以来、その店には行けなくなってしまった。

 

大学生の時もサラマンになっても、時々パチンコに出かけることはあった。

しかし、有り金をはたいてするほどハマることはなかった。

 

「自粛して、閉めてくれたら、来ないけど…」

「家に居ても、することないから、来たんや」

パチンコ店の前で、テレビレポーターの取材に応じる客の声だ。

 

兵庫県でも、自粛要請に応じないパチンコ店の店名が公開された。

閉店する店が増える中、開店しているパチンコ店に多くの客が集まってくる。

開店前の入り口には、遠くから押し寄せてくる客が並んでいる。

店内は満員状態だという。

コロナウイルスのクラスターが発生するリスクが高い。

 

それでも、パチンコ店には多くの客がやってくる。

客にはギャンブル依存症が多いのだろう。

やめたくても、やめられない。

パチンコをやらない人には決して理解できない感情だろう。

 

「店名を公開してもらったら、宣伝になって、客が来る」

「店を閉めたら、倒産する。従業員の生活もあるんや」

パチンコ店側は主張するが。

世の中がこんな状態ではそんな我がままが通じる訳がないと、誰でも理解できることなのだが…。

今週、兵庫県が休業要請していたパチンコ店3店舗に、全国初となる「休業指示」を行った。

 

賭け事は人生を豊かにするが、使い方によっては人生をダメにする。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:49
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