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「STAY HOME」を楽しむ

JUGEMテーマ:趣味

 

前回のNHK「日曜美術館」が疫病をテーマに取り上げていた。

番組の冒頭、法隆寺の釈迦三尊像を映し、「その後背の板には622年に聖徳太子が病で倒れたと刻んであり、その病とは疫病だったと伝えられている」と語る。

世界各地に遺されているの壁画や絵画にも、人類がいかに疫病と闘ってきたかが描かれているそうだ。

文学でも、ボッカチオの「デカメロン」やカミュ「ペスト」は疫病を取り上げた作品として有名だ。

 

今世界で起こっているパンデミックは、大昔から人類が何度も経験している試練だ。

 

外出自粛が続いている。

ほとんど、パソコンに向かっている。

パソコン教室の教材を作ったり、様々なソフトを試したり、会報用の文章を作ったり…。

思ったより、時間を持て余すことはない。

しかし、パソコンばかりでは肩が凝る。

 

やはり、時々寝転がって読む本が要る。

だが、困ったことに、図書館も休館している。

本の貸し出しくらいしてくれたって良いのではないか。

私はいつもネットで予約して、本を受け取るのは近くの分室だ。

接触するのは受付の人だけなのだが…。

そうはいってもこのご時世、ちょっと油断をすると人が集まってくるので、安易に開館する訳にはいかないのだろう。

 

休館するまえに、借りていた司馬遼太郎の「国盗り物語」4巻を読み終えてしまった。

こんなことなら、もっと読みたい本を借りておくべきだった。

読める時間があるのに、本が手元にないというのは寂しい。

阪神大震災で被災した時、手元にあった本はほとんど処分してしまった。

その時以来、本はすべて図書館で借りて読む習慣が定着し、買うことはなくなった。

 

ただ、何冊か処分せずに残していた本があった。

中島らものエッセイ10冊と立花隆の「脳死」。

なぜか、これらの本は本棚に残していた。

処分する時、もう一度読む機会があるように思えたから。

だが、その時は今までやってこなかった。

 

その機会がやってきたので、中島らものエッセイを読み始めた。

同年代の中島らもは同じ尼崎生まれで、隣町の立花で生まれ育っている。

私の行動した場所がエッセイの随所に登場するので、親近感があり読みやすい。

52歳で亡くなって、もう15年になる。

生きていたら、どんなお爺さんになっていたのか。

 

本とともに、これまで私の人生を楽しませてくれたのは映画だ。

ツタヤのレンタルで観た映画が100本を超えた年があった。

手あたり次第に観ていた時期だった。

それが、退職してからというもの、話題作以外ほとんど観なくなった。

現役時代、映画は仕事のストレス解消に役立っていた。

退職後、ストレスを感じることが少なくなった分、観る機会が減ったのだろう。

 

今週、駅前に出かける用事があったので、ツタヤへ立ち寄ってみた。

混雑していたらやめようと思っていたのだが、客はほとんどいなかった。

久しぶりに借りようと店内を回り、「新聞記者」と「グリーンブック」を借りた。

結局、日米のアカデミー賞で作品賞に輝いた話題作になった。

 

「新聞記者」は現政権での出来事を思い起こさせる社会派サスペンスだが、韓国の女優シム・ウンギョンの演技が際立っていた。

「グリーンブック」は黒人の差別社会をテーマにしているが、人間味に満ちた、温かい気持ちになる映画だった。

映画鑑賞の楽しさを、改めて感じさせてくれる作品だった。

 

感染者が増え続け、そう簡単に自粛が解除される雰囲気ではなさそうだ。

とにかく、自宅での生活を楽しもうと思う。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:48
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