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マスク騒動

JUGEMテーマ:ニュース

 

今週木曜日、目覚めた時、身体がだるく熱っぽかった。

あれ、もしかしてコロナか…。

ベッドの中で、悶々としながら、2週間前からの行動を振り返る。

心配な外出は3つあった。

股関節治療のための整骨院、

公民館で3か月先の部屋(パソコン教室)の予約、

老人のパソコン不具合を調整するための自宅を訪問。

 

特に、2週間前に行った整骨院で、施術してもらっていた老女がかなり咳をしていたのが気にかかった。

 

もし、罹ってたらどうなるのだろう。

同居している妻と95歳の父親、それに近くのマンションに住む義母のこと。

みんな接触者として、隔離されるだろう。

最悪のことばかり思い描いて、不安な気持ちでベッドから起き上がり、体温計を脇に挟んだ。

36.3度を見て、ホッと胸をなでおろす。

ウイルス恐怖症というか、コロナ症候群というか、とにかく神経質になっている。

 

日本中、いや世界中で、自分の症状に不安を抱いている人がたくさんいるのだろう。

 

最近、外出の際のマスクと帰宅の際の手洗いは欠かせない。

先日、マスクを忘れて外出してしまった。

行きかう人のほとんどがマスクをしている。

なんだか、マスクをしていない自分に後ろめたさを感じてしまう。

 

3月末、山本化学工業が「BIOLA(ビオラ)」というマスクを発売すると記者発表した。

山本化学工業といえば、以前競技用高速水着の素材を開発したことで話題になった企業。

ウェットスーツ素材では世界随一のシェアを誇っていて、特にトライアスロン市場でのシェアは90%を超えるという。

今回は、通気性の良いウェットスーツの素材で、ウィルスや菌から防御できるマスクカバーを販売することになった。

マスクカバーなので、通常のマスクの上からカバーして使うか、ガーゼやペーパータオルなどを挟んで使い、抗ウイルス作用を高めるというのだ。

このマスクカバーは耐久性が良く、何度でも洗って使えるという。

早速、4月1日のネット販売にアクセスした。

しかし、全く繋がらなかった。

すぐにサーバーがパンクして、販売延期になってしまった。

 

開店前の薬局に、長蛇の列ができている。

マスクが入荷するという情報を知った人たちが並んでいるのだ。

マスク不足は深刻で、どこの薬局へ行っても売り切れ状態。

 

先日、仕事でシルバー人材センターへ行くと、入り口に人が集まっていた。

ここも、マスクを求めてやってきた人たちだった。

販売するマスクはシルバーの会員が布で作った手製のものだ。

広報誌に載っているマスク販売の記事を見て、会員たちが買いにやってきたのだ。

瞬時に売り切れてしまい、買われなかった人たちが怒って帰っていった。

 

楽天で子どもシューズの店を出している姉も、子供用のマスクを売り出した。

そのマスクは、裁縫上手の友人たちが家にある布を集めて作っている。

しかし、ネットで販売すると、すぐに売れてしまうそうだ。

どんどん作ればいいのだが、今材料の布が売り切れて生産できないという。

 

安倍首相が各家庭に布のマスクを配ると発表すると、賛否の声が大きくなる。

<アベノマスク>と言って、マスコミが揶揄する。

それに掛かる費用が466億円というのはツッコミどころ満載だ。

マスク不足の批判を浴びて、慌てて配布に踏み切ったとしか思えない。

 

我が家でも、妻がマスクづくりを始めた。

昔買ったファミリアの布が押し入れから出てきたので、ブラザーのミシンで作り始めた。

ミシンは結婚したころに買ったもので、40年前の代物だ。

娘や孫のものを作ろうと、懐かしいミシンの音がリビングに響いていた。

 

 

差別、偏見、暴力、格差など、コロナショックは社会の底にあった澱のような矛盾を、じんわりと水面に浮かび上がらせてくる。

月並みな言い方だが、終息した先に、それらの矛盾がやわらげられていることを祈るばかり。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:50
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