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依存症

JUGEMテーマ:日記・一般

 

以前、NHKの「バリバラ」を観ていたが、放送時間が変更されてから観なくなっていた。

友人に勧められて、先週久しぶりに番組を観た。

「バリバラ」とはバリアフリー・バラエティの略語で、番組の趣旨は「生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー」にとってのバリアをなくすということ。

 

テーマは「薬物依存」だった。

最近、有名なスポーツ選手、歌手、芸能人が覚せい剤や大麻などの薬物で次々に逮捕されている。

それだけ、薬物は社会に蔓延している。

裁判傍聴に行くと、その状況が良くわかる。

開かれる裁判のうちの多くが覚せい剤取締法違反の裁判なのだ。

 

番組は民間の薬物依存リハビリ施設「ダルク」が舞台で、以前「バリバラ」に出演していた田代まさしが薬物依存について語っている録画が流された。

薬物使用に至った経緯について、人気タレントだった当時の田代はレギュラー番組を週12本も抱え、他にも特番や地方公演などが入って、多忙な生活だった。

毎回お客を笑わせなければならないプレッシャーが付きまとっていた。

プレッシャーに追い詰められてくると、本当に自分のギャグやネタが面白いのかどうかと疑心暗鬼になってくるという。

やがて、精神的に疲弊して、苦しみから逃れたい感情に襲われる。

そんな時、薬物の誘惑がやってくる。

薬物が悪いと自覚していたのだが、一度だけならと使ってみる。

しかし、坂道を転げ落ちると、止まることは容易ではない。

 

田代は話の中で、そのあたりの心境をこんな例えで語る。

「芸能界という荒海の中で一生懸命泳いでいたが、段々疲れて溺れそうになる。死にそうになった時、違法と書いた浮き輪が流れてくる。ダメだと分かっていながら、思わず浮き輪につかまってしまう。」

その時はいつでも浮き輪を放せる、止められると思う。

 

そして、逮捕されるたびに、もうファンや家族を失望させてはいけないと決意する。

だが、もうやってはいけないと強い意志を持とうとするが、目の前に薬を出されたり、つらいことがあると、薬の魔力に負けてしまうという。

 

番組に出演していた、日本ダルク代表の近藤氏でさえ、39年薬物を断っているが、「今でもやりたいときはしょっちゅうある」と語る。

覚醒剤事件の再犯率は全体64・8%、50歳以上は83・1%なのだ。

 

依存症は薬物だけではない。

ギャンブル依存症もなかなか抜け出せない病だという。

日本にはパチンコや競馬、競輪、競艇など、手ごろなギャンブルがたくさんある。

 

そういえば、先日自転車のサドルを盗んだ男が捕まった。

なんと、5000ものサドルを盗んで収集していたそうだ。

これも一種の依存症なのだろう。

サドルに癒されるというのはどんな気持ちなのだろうか。

 

人間の心とは強い部分がある反面、誰もがもろくて壊れやすいところを持っている。

何かに頼りながら、何とか精神の均衡を保っている。

 

サドルでなくても、なんか癒されるものがあれば、私も救われるような気がするが…。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:19
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