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取扱説明書を読んで

JUGEMテーマ:家庭

 

女性の脳みそは男のそれとかなりしくみが違っているそうだ。

夫婦生活が40年近く経過すると、その違いは感じる。

 

男性はすぐに結論を求めるし、数字を出して説明したがる。

それは会話を問題解決するための手段と考えているからだろう。

ところが、女性の会話は問題解決を目的としていない場合が多い。

 

そんな行き違いを40年の結婚生活の中で、何度も経験している。

わが妻は結婚以来ずっと専業主婦で、妻の戦場は家庭だったし、私は終身雇用に守られてずっと会社を戦場にしてきた。

そんな二人の脳みその構造はその戦いのなかで自然と異なってくるし、物事の見方や捉え方もずいぶん違ってくるものだ。

 

退職から3年余り、私たち夫婦は多くの時間を一緒に過ごすことになった。

私は出かけることが多いが、それでも同じ空間で過ごす時間は現役の時に比べると多くなった。

それとともに、脳みその構造の違いが実感として心の奥に沁みてくる。

 

そう感じている男性が多いようで、最近、「妻のトリセツ」という本が読まれているという。

「定年夫婦のトリセツ」を併せて、読んでみた。

 

<男性脳にとって意味のない会話は、実は女性脳にとって大きな意味を持つ。

女性脳の、もっとも大きな特徴は、共感欲求が非常に高いことである。>

 

そして、<女性脳は、「心の通信線」と「事実の通信線」の2本を使って、会話する。

男性脳は、「事実の通信線」のみである。「それ、間違ってる」といきなり結論を出す。

悪気はないのだけれど、「心の通信線」をわざと断たれた、と女性は感じるのである。>だそうだ。

 

確かに、うなずける。

常日ごろから「同情」し、「ねぎらい」、「いたわり」、「思いやり」、そして、ちゃんと「優しい言葉」にして、気持ちを伝えなければならないという。

男にとって、邪魔くさくて、かなり面倒な話だ。

 

そして、<女性は、感情に伴う記憶を長期にわたって保存し、しかも「みずみずしく取り出す」ことが得意な脳の持ち主だ。日常生活で起こる感情が、さまざまな色合いを帯びており、この感情の色合いごとに体験記憶が収納されている。>なのだそうだ。

 

私の場合は…

妻から長女が生まれた時の話を持ち出される。

臨月でお産の兆候が出始めた正月、友人の家で麻雀をしていた時のことだ。

そろそろ病院へ連れて行ってと電話されたにも関わらず、「あと半荘が終わったら」と返事してすぐ帰ってこなかったことだ。

帰宅するとすぐに病院へ連れて行き、未明に長女が誕生する結果になった。

その後夫婦が険悪になる場面で、妻はこの話をよく心の収納庫から持ち出してくるのである。

 

また、<働く妻は、心の通信線が繋がらない男社会で揉まれているので、夫と会話をしているときに心を否定されても、「男あるある」だと諦めがつく。しかし、専業主婦の場合、夫がすべてなので、心の通信線を認めない夫だと妻のストレスは半端ない。>そうだ。

 

そして、

<家は寛ぐとこじゃない>

<家庭は戦場へ行くベースキャンプ>ともいう。

 

とにかく、死ぬまで、妻と平和な生活を営まなければならないのが現実である。

これからは、「ねぎらい」、「いたわり」なのだ。

 

今週、日ごろの介護疲れを癒すため、和倉温泉へ出かけた。

 

和倉温泉にある「桶浦乃湯壺」

 

越前トンネルの事故で高速道路が通行止めになったり、道路工事の影響で渋滞に巻き込まれたりしたものの、久しぶりの一泊旅行で妻は満足していたようだ。

些細な「ねぎらい」、「いたわり」だ。

 

いつか、夫婦のどちらかが亡くなり、一人暮らしになる。

夫婦において、相手への最大の「思いやり」は相手より長生きすることだろう。

 

参考:「定年夫婦のトリセツ」から

・妻が夫に離婚を言い出すときの最初のセリフの1位は「一緒にいる意味がない」。

・夫の禁則 ことばをケチらない、「たまの正論」を振りかざさない、妻を手足がわりにしない。

・妻の禁則 言葉の裏を読まない、縄張りを侵さない、口角を下げない。

author:金ブン, category:家庭の話題, 09:44
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