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老人の世界

JUGEMテーマ:日記・一般

 

辞任した五輪担当大臣は自身の地元では<良い人(ご老人)>と評判が高かったという。

大臣という表舞台に立ったために、間抜けな存在になってしまった。

そういえば、会社でもそんな人がいたなぁ。

ご近所での知り合いだったら、良いお付き合いが出来たかもしれないのに、会社で知り合ったばかりに<嫌な人(ご老人)>だった人…。

 

最近キレる老人、モンスター老人が増加しているそうだ。

社会の高齢化とともに、暴走したり噛みついたりする老人は増加しているようだ。

老人は人生経験から酸いも甘いも噛み分けることが出来るはずなのだが、それも人に依るのだ。

気の短い人は年齢を重ねてもその性格は変わらないし、頑固な人はやはり頑固な老人になるのだ。

 

4月は総会の季節だ。

町内の自治会や趣味のサークルなどでに年度が終わって、前年度の活動報告や今年度の活動計画・予算を決める総会が開かれる。

これまで自治会やテニスサークルの総会に出席した経験があるが、大概事務的に進行する会議だった。

ところが、今週、私が参加するボランティアの会の総会は紛糾した。

 

会計担当が熱心な方で、今までの支出の不平等や不合理を指摘して、かなり絞った予算を提案していた。

過去の会費の使い方を批判し、もっと会費を安くできると指摘する。

(ボランティア活動なのだが、会員は年会費として数千円負担している)

革新政党に所属されているようで、発言はなかなか鋭い。

古くから参加している会員にとって耳の痛い話だが、筋が通っている。

 

議事が会則の弔事見舞金を削除する項目になった時、古株の会員が反対意見を言い始めた。

弔事見舞金は会員が死亡した時や入院した時に支出する費用だが、70歳以上の会員が多いだけに年々増えている。

昨今、家族葬などごく親しい身内だけで済ませる葬式が増えていて、香典を辞退する傾向になっている。

会を運営する幹事会でその必要性が疑問視され、会則からその条文を削除することを決めたのだ。

 

ところが、古株の数人の会員が弔事見舞金を無くすのは絶対反対だと声高に主張する。

この場は総会なのだから、賛成か反対かについて決を採ったら良いのだが、古株の会員のひとりはそんなことしたら賛成が多くなるのに決まってるじゃないかと駄々をこねはじめる。

その心根は過去の活動を批判されたことへの不満なのだ。

感情的になった老人には理屈が通らない。

押し問答が続いたが、結局採決することになり、圧倒的多数で議案書通り、弔事見舞金の会則は削除されることになった。

閉会になっても、古株会員の怒りは収まらないようだった。

 

先日、アルバイト先(シルバー人材センター)の事務所を訪ねると、Tさん(アラウンド70の女性)の座席が変わっていた。

Tさんからアンケートのデータ入力の仕事をいただいているのだが、以前Tさんは一緒に仕事をしている先輩からいじめられているとの話をされていた。

頻繁に陰湿で不合理な要求をされて困っていると、愚痴られていた。

結局、センターの上司に訴えて、その先輩と近くだった席を離してもらったという。

 

「難しいご老人が案外多いんです」と、センターの職員はいう。

人生経験豊かな老人たちが集まる仕事場は一見穏やかな空気に満ちた世界に見えるのだが、そうではないようだ。

過去の曲がった経験が思い上がりとなり、頭の固い老人を作りだしているのだろう。

 

Youtubeで「老害」で検索すると、老人が暴走する動画がたくさん登場する。

見ていて、実に嫌な気分にさせる映像で、まさにそれは参考にすべき反面教師たちの姿だ。

 

幸い、私のお付き合いしているご老人たちは実におとなしい、好々爺や好々婆(?)たちだ。

特に、お婆さんたちは家事や子育てで家庭に押し込まれていた経験からか、伸び伸びと生き生きと活動されている。

まさに、「老婆の休日」である。

author:金ブン, category:人生, 10:01
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