RSS | ATOM | SEARCH
「令」と石碑

JUGEMテーマ:ニュース

 

ボランティアの会のホームページで、先月から「文学碑巡り」のコンテンツを作成してアップした。

 

伊丹市内には文学碑の60基以上ある。

和歌、俳句、漢詩、詩歌、日記など、歴史上の著名な人物の作品が刻まれている。

藤原定家、和泉式部、鴨長明、井原西鶴、西行法師、頼山陽、若山牧水、高浜虚子、斉藤茂吉、梶井基次郎などなど。

どの石碑も、伊丹の風景、伊丹での体験などを歌や言葉に残して綴っている。

(ホームページでは現在、まだ6基しか紹介していない)

 

今週、平成の次の年号が「令和」と発表された。

「令」の文字の出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花の歌」からという。

 

ミーハーの私は、文学碑の中に「令」の文字が使われていないか、探してみた。
すると、一文字だけあったのだ。

それは、同じ「万葉集」から引用した歌で、作者は奈良時代前期の歌人「高市連黒人」だった。

 

さっそく、紹介のページを作成して、アップした。

http://bunkazai.hustle.ne.jp/bungakuhi/1-10/bungaku5.html

 

猪名野とは、今の伊丹市から尼崎市にかけての猪名川沿いの地域。

古来からの景勝地で、たくさんの歌人がこの地の風景を歌っている。

石碑の歌の多くに、この猪名野が歌われている。

 

ただ、この石碑で使われている<令>は風流な表現として使われているものではないようだが。

この石碑の場所は昆陽池公園内で、昆虫館の近くに設置されている。

 

昭和から平成に変わる時、元号より西暦を使った方が合理的ではないかと思ったものだ。

だが、最近文化財のボランティアで歴史に触れる機会が増えるに従い、その考えは無くなってきた。

「応仁の乱」、「観応の擾乱」、「承久の乱」など、歴史上の出来事には元号が付きものだ。

元号が醸し出す<時代の空気>は、日本人だけが味わえるものなのだと感じてくる。

これも、長く日本に住んで、歳を重ねているからだろう。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:48
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://kanablog1.kanabun-jun.com/trackback/858256