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難病と闘うこと

JUGEMテーマ:ニュース

 

そのニュースを聞いた時、16年前息子のガンを知らされた当時の気持ちを思い出した。

突然の出来事で、夢を見ているのではないかという気持ちだった。

しばらく、家族みんなが放心状態だった。

 

大学病院の小児病棟へ行くと、聞いたこともない病名の子供たちが入院していた。

多くはガンだった。

息子の病気は横紋筋肉腫というガンだった。

私が最初に病棟を訪れた時、休憩ルームには抗がん剤の影響で髪の毛が抜けた子どもたちがいた。

子どもたちは自分の不運な境遇にも関わらず、一様に無邪気で明るかった。

そんな子どもたちの様子に、私は少し気持ちが和らいだのを覚えている。

 

ガンはその種類や発症した場所によっても、治療方法が異なる。

息子と同じ横紋筋肉腫の子供も数人いたが、息子の病巣は胸の縦隔という部位で、かなり特殊だった。

担当医や専門医から細かく治療方針の説明を受けたが、症例が少ないだけに情報が少なかった。

 

保護者たちはガン闘病に関する情報を知りたくて、お互いの知識を交換していた。

それぞれが難病だけに、親として治療とどう向き合ったらいいのか、解らないことが多かった。

治療だけでなく、病院でのQOL(生活の質)、メンタル面のケア、治療費など、様々な問題が積み重なってくる。

患者を支える家族は次々とその難題を向かっていかないといけない。

 

妻や娘が大学病院で知り合った人たちの子どもに、白血病の患者が数人いた。

今でも、親交があるようだ。

その子どもさんたちは病気を克服し成長し、今では元気に通学しているという。

難病といわれるガンの中でも、白血病は治りやすい病気という印象がある。

日本成人白血病治療共同研究グループのサイトを見ると、< 65歳未満の急性骨髄性白血病では約80%が完全寛解となり、寛解例の40%前後が治癒するものと期待されています。>との記述があった。

 

連日、テレビや新聞で白血病のニュースが報道されて、骨髄移植のドナーがかなり増えたという。

骨髄移植のドナーは健康な人間が他人の命を救うことができる数少ない方法だと思う。

ドナー登録をしていた時、二度適合した患者が現れたとの連絡を受けて病院に出かけたことがあった。

二度とも移植まで進まなかったが、年齢制限(54歳)が無いのなら今でも移植する意思はある。

ドナー登録が増えれば増えるだけ、適合する確率が増え、助かる患者が増える。

 

I選手に、たくさんの人から励ましの言葉が届いている。

「水泳なんていい、とにかく長生きして」

一番印象深い言葉が、I選手のお祖母さんのこの一言だった。

author:金ブン, category:健康, 09:51
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