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教師はつらいよ

JUGEMテーマ:ニュース

 

今週、小学6年生が父親からのDVで死亡した事件が連日報道されている。

ニュースでこの事件が伝えられて、注目されたのがアンケートを巡っての学校関係者の対応だった。

学校がいじめに関するアンケートを実施し、被害者の小学6年生の女児はそのアンケートに父親から暴力を受けていることを訴えていた。

児童相談所を始め、学校や教育委員会で対応し、女児の保護に努めたが、結局少女の命を救うことが出来なかった。

 

その対応の中で、父親からの恫喝に屈して、アンケートの内容を父親に開示してしまったことに批判が集まっていた。

連日テレビのワイドショーではアンケートを開示した教育委員会の対応の悪さに、批判の矛先が集中していた。

確かに、不手際な対応への反省は今後のDV事件に向き合うための参考になるだろうが…。

 

家庭内の問題に、学校関係者が踏み込むのはなかなか難しい。

この事件でも、教師や児童相談書の職員、教育委員会担当者が女児からの訴えに何とかしなければと、気を揉んでいたに違いない。

お腹を痛めて産んだ母親もいるし、祖母や祖父もいる。

まさか、父親がわが子を殺してしまうとは考えもしなかっただろう。

 

元凶は明らかに、この鬼畜のようなDVおやじだ。

この父親は近所や勤務先では評判が良かったという。

外面が良かったと聞くと、余計に腹立たしい。

どうして、妻や子供にDVを繰り返したのか、その経緯やおやじの精神構造を知りたいもんだ。

 

学校内ではいじめの問題が止まらない。

いじめを理由に自殺するケースが後を絶たない。

その都度、教師の対応がやり玉に挙がっている。

 

息子の友達で、小学生の教師になっている子がいる。

昨年息子の命日に、お参りに来てくれた。

憧れて教師になったそうだが、重労働に疲れている様子だった。

 

労働基準法に定める法定労働時間は「週40時間」だが、教師の場合「週60時間以上の勤務」は当たり前だとか。

厚労省が過労死ラインとするのが「月80時間以上の時間外勤務」だというが、それを軽く超えているという。

悲しいかな、それらはすべてサービス残業で、時間外勤務や休日勤務の手当は支給されていない。

時間外労働については「原則として時間外勤務を命じないものとする」となっているからだ。

 

息子の友達は同じ教師と結婚しひとり子どもが出来たが、最近離婚してしまった。

 

いじめ問題を取り上げている際、ワイドショーのコメンテーターが「教師は聖職だ」と言ったりするが、教師も家庭を持ち給料で生活している労働者なのだ。

 

最近「友達幻想」を読んだ。

ある番組で、お笑い芸人で芥川賞作家のピース・又吉直樹が紹介して、最近話題になった本だ。

社会学専門の著者が中高生に向けた実用的社会学の本として、10年前に出版された。

学校では友達と当たり前のように仲良くできて、自分をすべて受け入れてくれるという幻想を抱くべきではなく、友達は怖い存在にもなるし、脅威を感じる存在にもなる。

学校とはそんな「苦味」を教えるところだという。

 

教師にしても、生徒の記憶に残るような先生をめざすことは必ずしも必要ない。

金八先生のような熱血漢のある教師が生徒たちから信頼を得るというのはドラマのお話で、<真剣にぶつかれば心を開いてくれる、というのはすごくラッキーなこと>なのだ。

 

頻発するいじめ事件、攻撃的なモンスターペアレンツ、部活でのパワハラ・セクハラ問題…。

昨今、学校教育に関わる職業は大変だ。

直面する教師は尚つらい。

学生の時、教員免許を取ろうと考えたこともあったが、とても私のような気弱な人間には務まらなかっただろう。

 

DVやいじめは連鎖するという。

やられた人間は標的を探して、その行為を繰り返す。

今も至る所で起こっていんだろうなぁと思うと、殺伐とした気分になる。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:55
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