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カリスマ

JUGEMテーマ:ニュース

 

Mr.ゴーンが日産の最高執行責任者として、テレビに登場した時の演説風景を覚えている。

たどたどしい日本語で「他に選択肢はありません」と言った時、<こんなおっさんに、2兆円の借金を抱える会社を建て直すことが出来るのだろうか>が正直な感想だった。

だが数年後、その結果に驚くことになる。

人員削減、工場閉鎖など、次々とリストラを進め、3年後には負債を全額返済し、日産を復活させてしまった。

マスコミでも大きく取り上げられた。

急いで、Mr.ゴーンの関連書籍を読んだ。

一体、Mr.ゴーンとはどんな人なのだろうと。

 

その本が時代の寵児を持ち上げる内容だったせいか、私はこの経営者に心酔してしまった。

バブル経済崩壊後、会社を倒産させて多くの失業者を出した経営者がたくさんいた。

私が勤めていた旅行会社も負債を出して、一旦会社を整理したのだ。

 

松下幸之助や本田宗一郎など、日本にはカリスマ的経営者がたくさんいたが、そう言った人々は往々にして、経済成長の時代の人物だ。

2兆円もの負債を抱えた会社を、経済が低迷する中で再生させることは並大抵なことでは出来ない。

血も涙も無いようなコストカットを実行したと言われる。

日本の商習慣に縛られた経営者には決して出来ないことだとも。

反面、恨んでいる人たちはかなりいるようだが。

 

Mr.ゴーンが実行したことはコストカットだけではない。

新車種の投入やブランドイメージの一新して、落ち込んでいた国内シェアを復活させた。

東日本大震災の時は復旧支援活動に尽力していたのを、テレビの報道番組でも観ていた。

 

Mr.ゴーンに悪い印象を持っていなかっただけに、今回の報道には驚いた。

多額の報酬隠し、姉・母親の自宅購入・ヨットクラブの会費の経費の私的利用するなど、伝えられる内容は目を疑うばかり。

これらが真実なら、げんなりしてしまう。

権力を長く手にしていると、やはり腐敗してしまうのか。

時間給800円のアルバイトをしている私には、10億、20億もの報酬を受け取ることがどんなものか想像もつかないが…。

 

ただ、同じトップにいた経営者の社長がそんな重大な事を認識してなかったのはいささか不自然ではある。

一連のカリスマ経営者の行為を法的に裁く事が可能なのかどうか、疑問を持つ法律家もいるようだ。

大量の持ち金をつぎ込んで、超敏腕弁護士を雇って、無罪放免を勝ち取るのだろう。

 

 

以前朝日新聞の「折々のことば」に、大阪のおばちゃんの言葉が紹介されていた。

「いやぁ、感じわるぅ」

 

これはMr.ビーンだったか。

author:金ブン, category:社会ネタ, 10:20
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