RSS | ATOM | SEARCH
食品ロス

JUGEMテーマ:ニュース

 

英会話を習っていた頃のお友達、Nさんが海外での体験を話していた。

Nさんは北米、ヨーロッパや中国など、各地を旅行されている。

カナダの田舎町で生活している、カナダ人の家庭に泊まったことがあった。

その時の晩御飯は湯がいたトウモロコシがそのまま食卓に置かれていただけだった。
それにバターを塗って食べるという。
料理はそれだけで、家人は何本でも食べて良いからと言う。

朝食もパンと牛乳だけだった。

 

海外で何軒も普通の家庭に泊まった経験を持つNさんは言う。

「海外の家庭の食事はとても質素なのよ。日本人のように手間暇掛けての食生活からは考えられない」

 

そういえば、以前アメリカ映画で、学生たちが食パンにハムを挟んだだけの昼食を学校に持って行くシーンを見たことがあった。

外人の食事はなんと簡単で質素なんだと思ったものだ。

 

最近、食べ放題を売り物にする飲食店が多くなった。

焼き肉食べ放題、パスタ・ピザ食べ放題、寿司食べ放題、串カツ食べ放題…。

近所のロードサイドの焼き肉店はほとんど食べ放題だ。

それに、何種類もの料理がお皿にたっぷりと並べられている、バイキング形式のレストランもよく見かける。

 

日本の食生活は、今なお高度経済成長時代の大量生産、大量消費を続けている。

 

一方、日本では年間約632万トンの「食品ロス」があるという。

これは東京都民1300万人が1年間に食べる量に匹敵する。

食品ロスとは売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの食料が廃棄された量のこと。

 

親に捨てられた子どもたちがコンビニで捨てられる食品を分けてもらう、映画「誰も知らない」のラストシーンはとても印象に残っている。

増え続けているコンビニはその名の通り客の便利さをすばやく応えて、常に新鮮な食料を用意している。

その反面、売れ残りのサンドイッチ、おにぎり、弁当などが賞味期限、消費期限のルールのもとに廃棄されている。

 

食品小売店には3分の1ルールというのがあるそうだ。

賞味期限6カ月の場合、製造日から2ヵ月以内に納品しなければならず、その納品期限から2ヵ月内に小売店は販売しなければならず、そしてその販売期限から2ヵ月が賞味期限になっている。

だから、その期限を過ぎたものはその時点で廃棄される。

 

10月16日は世界食料デー。

「世界の飢餓や栄養不足と、その解決策について考える日」なのだ。

アメリカや日本などの先進国が飽食に酔いしれている間に、世界では9人に1人、8億2100万人が、飢えに苦しんでいるという。
 

まずは、わが家の「食品ロス」問題を解決せねばならない。

退職してから、私は冷蔵庫や食品棚の賞味期限・消費期限に注意を払うようになった。

「おい、これ賞味期限が近いで」とか、「今日は、消費期限の近いものから食べよう」とか、妻に言う。

何度も言うと、妻は不機嫌な表情を見せる。

嫌味たらしい神経質な夫を演じているようなので、自己嫌悪に陥って私は怯んでしまう。

だが、そうは言っておれない。

「食品ロス」を続けていたら、いずれ食糧危機という天罰を受けるに違いない。

そこは勇気を奮って、世界の食料問題を解決すべく、賞味期限キラーに徹するのだ。

 

なんて言いながら、私は玉ねぎが嫌いとか、ニンジンが嫌いとか、言っている人間だ。

「食品ロスを言う前に、好き嫌いを無くすほうが先じゃないの」と、妻から注意される。

確かに。

返す言葉がない。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:33
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://kanablog1.kanabun-jun.com/trackback/858231