- 薬嫌い
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2018.05.19 Saturday
JUGEMテーマ:日記・一般
西城秀樹が5月16日に亡くなったニュースが報道された。
40歳代後半で脳梗塞に罹り、長く闘病生活を送っていたという。
翌日の5月17日は世界高血圧デーだった。
高血圧への自覚を高めるために、制定されたという。
高血圧は脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす、恐ろしい症状なのだと、医者はいう。
60歳過ぎてから、私も高血圧症になった。
昨年末から、アムロジンという血圧の薬を飲み始めた。
途端に、150〜160だった血圧が120前後に下がった。
早い効き目に、恐ろしささえ感じた。
薬というのは副作用が付きものだ。
効き目の良い薬ほど、副作用が強いのだろう。
私は元来薬嫌いで、出来るだけ服用を避けてきた。
歳を取ると、薬に頼らざるおえない状況になってくる。
数年前から首の根元が腫れて、甲状腺の病気橋本病と診断された。
数値はそれほど悪くなかったので、薬の服用は無かった。
昨年血液検査で、甲状腺ホルモンの数値が悪く、服用することになった。
チラージンという薬を半年服用して、数値は改善したので飲まなくなった。
血圧も改善したら、服用しなくても良いのだろうと思っていた。
医者が言うには、血圧の場合飲まなくて良くなる人は10%以下だと。
飲まないと、数値が高くなってしまう人がほとんどなのだ。
飲み始めると、ずっと飲み続けなければならないようだ。
朝1回、小粒の錠剤を飲むだけだから、負担は無い。
でも、ずっと飲み続けるというだけで、気持ちが悪い。
高齢者の知人たちに血圧の話をすると、ほとんどの人が「下げる薬は飲んでますよ」という。
50歳頃から服用していると言う人も何人かいた。
みんな、服用するのが当然のようにいう。
血圧が高くなる原因は塩気の多い食べ物を摂取するからだときいた。
だから、塩気の多い漬物や塩しゃけは避けるようにしている。
また、手ぬぐいを1日10分握るだけで血圧が下がるというトレーニングをテレビで紹介していたので、早速実行している。
何とか薬を止められるようにと努力している。
ところが…。
血液検査をしたら、今度は悪玉コレステロール値が高いと言われた。
「そろそろ、薬を飲まれたほうが良いですよ」と、医者はいう。
動脈硬化や脳梗塞などの病気を並べて、医者は脅すように警告する。
「1ヵ月後の血液検査で数値が悪かったら、薬を飲みます」と、私は医者に応えた。
1ヵ月間、毎日青汁を飲んだ。
コレステロールが高いという卵料理を避けた。
そして、血液検査の前日は断食して、血液検査に臨んだ。
血液検査の結果は、168だったLDLコレステロール値が166と、わずかに下がっただけだった。
結局、血液中のコレステロールを下げるロスバスタチンOD錠を処方された。
朝に血圧の薬とともに、2錠の小さな錠剤を飲むだけだから、そんなに苦痛ではない。
もう、歳なのだと自覚することにした。
そこで、過度に塩分やコレステロールに神経を使って過ごすことを止めた。
つまり、大切なのはQOL(クオリティ・オブ・ライフ)だ。
好きな漬物や卵料理を、気にせずに食べることにした。
要は、健康志向のタガが外れてしまった。
すると、…。
先日、英会話の先生が卵料理の話をしていた。
私が「卵はコレステロール値を上げますよ」と言った。
すると、先生は「卵がコレステロールを上げるという考えは間違っている」と言い、「コレステロールを下げるにはシナモンと蜂蜜を食べたら良い」と。
先生の旦那は私と同年だ。
旦那がコレステロール値や血糖値が高かったので、シナモンと蜂蜜をパンに付けて毎日食べさせたという。
すると、すぐに効果が表れたらしい。
「絶対、シナモンと蜂蜜を試しなさい」と、先生は念押しする。
こういう話を聞くと、すぐに試そうとする。
早速、シナモンと蜂蜜を買ってきて、シナモンティーを飲み、食パンにシナモンを付けて食べ始めた。
世の中には「健康」の情報があふれている。
誰もが「健康」というフレーズに、すばやく反応してしまう。
間違いなく、私もそのひとりだ。
薬嫌いであるがゆえに、私はすぐに試してしまう。
「健康」に関する情報はいい加減なものが多いとは思うが…。
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