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地域社会

JUGEMテーマ:日記・一般

映画「団地」は奇想天外で面白かった。

藤山直美の演技が面白く、上海国際映画祭で最優秀女優賞を受賞して話題になった。

岸部一徳や斉藤工ら脇役の演技も面白い。

老舗の漢方薬局を閉店して団地生活を始めた夫婦が自治会長選挙のゴタゴタに巻き込まれる。

近所の人々の噂話や流言飛語に嫌気が差した夫婦は、薬の販売をしている斉藤工の依頼で五千人分の漢方薬を作り、その見返りとして死んだ息子に会えるという宇宙の彼方の星へ出発する。

団地の人間模様が描かれているが、後半は突如SFになって物語は終わる。

題名が「団地」だけに、狭い地域生活での悲哀がコメディタッチで描かれている。

会社を退職すると、地域社会との関わりが深くなってくる。

現役の時にはほとんど顔を合わさなかった人と、挨拶を交わすことが多くなる。

昨年の4月から妻が自治会の班長になった。

何年かに1回は役員(会長、書記や会計など)と班長の役が回ってくる。

毎月1回班長会議に出かけたり、回覧板を作成したり、自治会の催し物(盆踊りや老人会等)を手伝ったり、何かと面倒なのだと、妻は不満を口にする。

一番の問題は日本全体が抱える高齢化だ。

この地域に住宅が建ち始めてから、半世紀近くが経っている。

20代、30代から住み始めた人はすでに70歳以上になっている。

子供たちは成人し、家を出る。

夫婦のどちらかが亡くなり、独居老人が増える。

誰も住まなくなった空き家は雨戸が閉まったままで放置されている。

昨年、独居老人の家が火事になった。

空き家に泥棒に忍び込んだという事件もあった。

空き家の植栽が生い茂り、道路にはみ出していることが問題になったりする。

高齢化すると、自治会の世話役をする人が少なくなってくる。

順番にやってもらわないといけないのだが、病気や介護等を理由に辞退するのだ。

強制すると自治会を脱退したいと言い出す。

だから、65歳前の夫婦の家庭に役員や班長の役がすぐに回ってくると、妻は愚痴る。

地域の活動に、協力的で無い人が必ずいる。

家の駐車場からボンネット部分を道路にはみ出して車を停めている家庭があった。

道路が狭くなって、軽自動車以外の車はその前を通行できない。

縦列駐車すればギリギリで入るのだが、それが面倒なのだろう。

近所迷惑なので、自治会から注意するのだが、全く聞く耳を持たないという。

狭い住宅街の道をスピード出して、通行する車、犬の鳴き声が絶えない家、ゴミの収集場所に分別できていないゴミを捨てる家…。

毎月班長会に参加する妻は地域内の問題を、私に聞かせていた。

地域社会は我慢することで成り立っている。

今月、やっと班長の役目を終えた妻は胸をなで下ろす。

先日、近所の民生委員の人がやってきた。

妻に次の民生委員をお願いしたいとのことだった。

最近、民生委員という言葉を良く耳にする。

ネットで調べると、<民生委員とは民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。 社会福祉の増進のために、地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助活動を行っており、創設から今年で100年の歴史を持つ制度です。>と書いてある。

要は、地域社会の生活相談係だ。

その民生委員の方は70歳過ぎの方で、最近病気に罹られたこともあり、自分の後任を探しているところだった。

一時、妻は「地域社会に関わるのも大切なこと」と前向きだった。

だが、私の父や妻の母親の世話をしていることが考えると、難しいと判断したようでお断りした。

すると、民生委員の方は市役所の職員を連れて説得にやってきた。

固辞すると、「ご主人はどうですか?」と、矛先を私に向けてくる。

余りに執拗に強く勧められると、拒否反応が強くなってくる。

何度も訪問されたが、やがて諦めたようだ。

今住む家が<終の棲家(ついのすみか)>と思っている。

だから、地域のお世話をすることはひとつの役目だと思う。

70歳になったら地域の役に立てることを考えようと思うが、それまで健康でいられるか。

author:金ブン, category:家庭の話題, 10:00
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