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安もの食い

JUGEMテーマ:グルメ

 

私の身体は高価な食べ物を受け付けないように出来ている。

 

若かった頃の話だが、下請けの事業所の開所式に招待された。

料亭で懇親会があり、珍味といわれる高級な食べ物が出された。

私は魚卵系の食べ物は好まないのだが、珍しさもあって、少しずつ口に運んだ。

すると、帰りの電車の中で急に下腹が痛くなり、慌ててトイレに駆け込んだ。

 

その後も何度か高価な食べ物が出される宴席に出る機会があったが、そのたびにトイレへ直行することを経験した。

 

数年前、娘の嫁ぎ先の両親と、香住へ解禁になったばかりのカニを食べに行った。

ひとり2万円以上するカニのフルコースだった。

カニの刺身から始まり、焼きガニ、カニ茹で、カニ鍋、カニ雑炊と続く。

ところが、刺身を食べたあたりから急に腹の調子が悪くなり、何度もトイレに駆け込んだ。

他のメンバーたちは、私のような症状も無く、「美味しい、美味しい」と食べ続けていた。

 

昨年10月、嫁さんが還暦を迎えた。

親戚の人から、還暦祝いをいただいた。

ホテルやレストランで食事が楽しめるチケットだ。

「上質な時間の贈り物」と書いてあった。

 

年末年始を挟んで、なかなか利用する時間が取れなかった。

贈っていただいた親戚の人から、「どうだった?」とのメールが届く。

チケットの有効期限が近付いていた。

急いでインターネットから予約して、日曜日神戸ハーバーランドオリエンタルホテルへランチを食べに出かけた。

 

 

ホテルの1階にある「ピア」というレストラン。

ホテルの横は遊覧船ルミナス神戸の発着場で、席の窓から遊覧船が行き交うのが見える。

 

 

フレンチのコース料理になっている。

 

最初にウェイトレスがメニューを持って来て、「飲み物はいかがですか」と訊く。

メニューの料金を見て、びっくり。

やはり、高い。

チケットに飲み物代は含まれていない。

最近昼のアルコールは控えているので別に水だけでも良かったのだが、こういう場面ではいつも見栄と気の弱さが作用する。

ノンアルコールビールと烏龍茶を注文した。

これだけで、清算時に2千円ちかく支払った。

 

 

前菜はズワイガニのサラダ。

家で食べれば2口で食べてしまうものを、フォークとナイフで何度も切り分けて食べる。

カニの風味が口に広がる。

 

 

珍しい「ごぼうのスープ」の後に、魚料理。

ブリの照り焼きをアレンジしていて、器の底にリゾットをあしらってある。

ブリ照りと家庭の味と似ているような…。

 

 

次はメインの肉料理なのだが、その前にお口直しのかき氷。

大葉を細かくして氷と混ぜたもので、さっぱりすっきり。

嫁さんが気に入った様子で、「家でも出来そう」と。

 

 

メインの肉料理。

黒毛和牛のステーキに、レンコンや玉ねぎ(嫁さんに食べてもらう)が添えてある。

肉料理に気持ちが高ぶり、写真撮影を忘れていたので、食べ掛けの写真になった。

 

 

最後はチョコケーキにバニラのアイスクリームが乗ったデザート。

 

窓の外を優雅に通り過ぎる遊覧船を見ながらの昼食は、確かに<上質な時間>の贈り物だった。

幸い、食後にトイレに駆け込むことも無かったし…。

 

その3日後、ボランティアのお友達Sさん(72歳)から昼ごはんに誘われた。

近くの「ステーキガスト」で落ち合った。

Sさんはカットしたステーキの定食、私はおろしハンバーグを注文した。

どちらもサラダバーとドリンクバーを付けた。

 

Sさんは味にうるさく、よく料理に注文を付けたりする。

その時も、ステーキが固いという。

千円程度のステーキだから、固いのも仕方がないだろう。

Sさんは私の皿にステーキをふた切れ置いたので、私はそれを食べた。

私には柔らかく感じられた。

 

サラダバーで3回お代りをし、ドリンクバーでジュースとコーヒーを4杯飲み、クーポン券を使って支払うと、千円ちょっとで納まった。

十分満足感を味わった。

 

ホテルのコース料理もファミレスの定食も、満足感はさほど変わらなかった。

やはり、私の味覚と胃袋は安もの向けに出来ているのだろう。

author:金ブン, category:グルメ, 09:24
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