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妻との会話

JUGEMテーマ:家庭

 

元旦の新聞の人生相談に、<聞き上手>の悩みが載っていた。

相談者は人の話を聞く際、3つのことに気を付けているという。

「否定しない」

「気持ちをわかってあげる」

「最後まで聞き、自分の意見をなるべく言わない」

 

そのお陰で、「聞き上手」と言われるようになった。

ところが、友人に理解を示すと、自分も同じ意見だと思われてしまう。

たとえば、友人が悪口をいっている人を自分も嫌っていることになってしまうとか。

「聞き上手」が高ずると、自分の意見に関係なく同意見だと思われる。

これが精神的に疲れると、その相談者はいう。

 

妻は「聞き上手」の部類だ。

話し手になるより、聞き手になる場合が多い。

最近、この相談者と同じ悩みを漏らすことがあった。

 

隣近所の人たちと、玄関先で話すことがある。

すると、その場所にいない近所の人の悪口を頻繁に言う人がいるという。

黙って聞いていると、同調したような感じになってしまう。

それが嫌で、あまり外に出たがらないのだ。

 

家でも、妻は聞き役にまわることが多い。

私は文化財ボランティアのことや英会話でのことを気の向くままに話したりする。

妻は「へえ、そうなん」とか相槌を打ちながら、聞いている。

聞き役でいる方が気楽なんだろうと思っていたのだが…。

 

会話というものは聞いてばかりでは楽しいはずがない。

 

退職後妻と過ごす時間が多くなり、自然と会話する時間も増える。

だが、他愛の無い内容だけに、聞き流すことも多くなってしまう。

 

日頃、良く妻から言われる。

「私の話を聞いていない」

確かに、私は妻の話を聞き洩らすことが多い。

私はぼんやり考え事をしていることが多いし、テレビを観ている時は番組に熱中している。

そんな時、妻が何やら私に話しかけてくるのだが、よく<うわのそら>状態になっている。

私は「そう」「ふ〜ん」「そうやな」とか、妻が話している内容が分からないままに返事をすることがある。

妻はそれを察してか、時折「私の話を聞いていない」というのだ。

 

悪気があるわけではない。

会話に気持ちが入らないまま、話の内容が素通りしてしまう。

 

この正月、帰省した娘が妻と話していた。

会話の途中で、妻が言葉に詰まった。

話そうとして、単語が出てこなかったようだ。

「ええっと、何やったかな」

妻はしばらく考えていたが、その単語が思い出せないらしい。

妻の言葉を待っていた娘がじれて、言う。

「お母さん、言葉出てけえへんの?ちょっと、危ないのと違う」

すると、妻が吐き捨てるように返す。

「だってね、1日、私はね、お父さん(私)とおばあさん(実母)とおじいさん(義父)の3人しか、話さないから。頭の回転が悪くなっているの」

 

横で聞いていた私は妻の言葉に背筋が冷たくなった。

娘に言っているようで、その言葉は私に向かっている。

会話の量の少なさとともに、頻繁に話を聞き逃す私の態度を諌めているようだった。

 

ちゃんと聞き役になってやらないといけない。

35年も連れ添って今さらと言われるだろうが、気を入れて会話をしないといけない。

でないと、娘が言う<危ない状態>に陥ってしまう。

 

そうして、年始早々から反省したのでありますが…。

歳を重ねるごとに、注意散漫になる傾向がありまして。

反省しながらも、つい聞き逃してしまう有り様でして…。

 

とりあえず、妻の存在を軽んじるような態度だけは改めなければならない。

そんな思いもありまして…。

ブログで書いている<愚妻>を<妻>と改めましたのであります。

author:金ブン, category:家庭の話題, 17:41
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