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初体験

JUGEMテーマ:家庭

今週、愚妻は免許を取って以来、初めての体験をした。

悔しい体験である。

 

その日、私は義母と愚妻とで、晩ご飯を外食することに決めていた。

いつもは何をどの店で食べるかなかなか決まらなかったが、その日は義母の提案で<和食さと>にすんなりと決まった。

連日の暑さで、脂っこいものよりあっさりした和食を好んだのだろう。

 

自宅から車で約5分走ったところに、目的の<さと>がある。

以前にも何度か訪れたことがある。

運転するのはいつも愚妻だ。

 

県道を下ると、その店は右手に見える。

県道沿いに入口があり、2車線道路を右折して横断し入口に入ることが出来る。

交通量が多いときは、危険だ。

そこで、いつも手前にある交差点を右折し、別の小さな入口から駐車場に入る。

信号のある交差点を曲がった方が安全という判断だ。

 

その日も信号が青になっている交差点を曲がり、入ろうとした。

突然、歩道から警察が現れた。

バインダーを抱えて、こっちを向いて手を振っている。

愚妻は車を止めて、パワーウインドウを下ろした。

「ここね、右折禁止なんだけど、どこへ行くつもり?」と巡査。

「えっ、ここ、いつも右折していますし、みんなここを曲がってますよ」と、愚妻が訴える。

「標識を見てもらったら、判るんですけど」

年配の巡査はそう言って、車を<さと>の駐車場へ止めるように指示した。

こんな時の、冷めた警官の態度が気に障る。

「どうしたん?」と、助手席に座っている義母が心配そうに言う。

私は後ろの席に座り、注意だけに終わるかなと期待した。

だが、無理だった。

 

警官と愚妻は標識を見るために、交差点の向こうまで歩いていく。

愚妻は不満そうな表情を浮かべて、車まで戻ってきた。

悔しくて仕方が無いだろう。

免許を取得して40年近くになるが、反則切符を切られるのは初めてなのだ。

ずっと、ゴールド免許だった。

それに、先月長年のゴールド免許に対して、特別表彰されたばかり。

 

私なんぞ、免許を取って以来、何度も違反をして青紙を貰っている。

私から見れば愚妻の性格は恐ろしく慎重なので、交通違反をすることは無いだろうと確信していたのだが…。

 

でも、今回のケースは何とも納得がいかない。

常識で考えれば、<さと>に入るのに、信号のある交差点を利用した方が安全なのだ。

2車線の道路を横切って入るほうが余程危険だ。

その点を腹立ちまぎれに愚妻は警官に指摘したようだが、信号のない道路を横切って入ることが正解だと、警官は応じる。

おそらく、警官もそれが安全だと思っていないだろう。

標識で決められているので仕方が無いと考えているはず。

右折禁止の標識を確認するのはかなり難しい。

 

店側も店側で、なぜあんなところに入口を作っているのか?

出口専用なら解るのだが。

<さと>にその点を毒付いてやろうと思ったが、もう二度と来ることは無いので止めた。

 

右折禁止の反則金は7000円也。

<さと>で食べた晩御飯が4500円也。

高い晩メシになった。

 

「事故を起こしたと思ったら、安いもんや」と義母。

反則切符を切られた人への定番の慰め言葉もあまり効果が無く、愚妻はほろ苦い晩御飯を食べることになってしまった。

author:金ブン, category:家庭の話題, 17:47
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