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ラジオ体操

JUGEMテーマ:健康

 

「お義父さん、姿勢が悪いのじゃないですか」

私が逆流性食道炎と診断されたことを聞いて、医薬品関係の仕事をしている娘婿が言った。

 

先月突発性難聴に罹って、ステロイド投薬の治療をしていると同時に、食道が詰まりゲップが頻繁に出る症状があった。

私は胃や大腸にポリープがたくさんあるので定期的に胃カメラ検査をしているが、ここ3年は検査をしていない。

食道の症状が気になるので、胃カメラの検査を受けた。

検査の結果、逆流性食道炎だと診断された。

 

突発性難聴に続いて、逆流性食道炎である。

どちらも、ストレスに起因するというが…。

退職して以来、嫌なことを極力避けて暮らしているので、ストレスを感じているとは思えない。

会社生活の時より、比べ物にならないほど気楽な生活だ。

 

だが、娘婿に姿勢の悪さを指摘されたのに、心当たりがある。

パソコンに向かう時間が長すぎることだ。

ボランティアの会のホームページの更新、会報誌の制作、パソコン教室の教材づくりやアルバイト先での印刷物制作など、パソコンでの作業が毎日のように続いている。

 

パソコンに向かうと、自然と前かがみになっている。

出来るだけ姿勢を正すようにしているが、無意識の内に胃を圧迫する姿勢になっているのだろう。

 

以前(退職前)もパソコンに向かう時間が多かったように思う。

総務で仕事していた時もほとんどパソコンの前に座っていたが、何ともなかったのだが。

若い時に何でもなかったことが、加齢で様々な影響が身体のあちこちに現れるということだろう。

座る姿勢にまで、細かく気を配らなければならないことが情けなくもある。

 

先日、NHKの「SONGS」に出演していた井上陽水が言っていた。

「人間は健康が一番大事、若い頃ラジオ体操に対して、なんでそんな事するのと思っていましたけど、今は出来ないんですよね、身体がね(笑)…」

 

最近、私も健康のためにラジオ体操をしている。

小学生のころ、チンタラやっていた体操を真剣にやっている。

これが結構汗をかく、疲れるのだ。

なんか、滑稽でもあり、情けなくもあり。

author:金ブン, category:健康, 10:00
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突発性難聴、その後

JUGEMテーマ:健康

聴力を試すため、映画館へ出かけた。

アカデミー賞作品賞の「グリーンブック」は上映時間が合わず、クリント・イーストウッドの「運び屋」を観ることにした。

これが良い映画だった。

90歳の主人公を演じるイーストウッドが実に渋く、魅力的だった。

心配していた聴力も回復の兆しが感じられ、映画館の音響にも問題なく聞き分けられた。

 

突発性難聴に罹って、約3週間が過ぎた。

ようやく、左耳の音が通常近くに戻ってきた。

そうは言っても、静かなところではシャーという雑音が聞こえ続けている。

 

半信半疑だったが、やはり、薬の効果があったのだ。

10日間、ステロイドを服用した。

初日は12錠飲んで、徐々に減らしていく。

最初の4日間はほとんど効果が感じられなかった。

本当に、治るのだろうかと、不安が募った。

1週間ぐらいで、少しずつ音が聞こえるようになってくるのを自覚できた。

そのあたりから、聞こえないストレスが徐々に減少してくる。

 

ステロイドは感染症・高血圧・糖尿病・消化器症状・ホルモンバランスなど、副作用がある薬だというが、目立った体調の変化はなかった。

と思っていたが、2週間過ぎたあたりから喉に痰が絡み、食道あたりが少し詰まった感じがする。

これが、ステロイドの影響なのかどうかは解らないが。

 

人材センターのアルバイト先やボランティアの会で、突発性難聴に罹ったことを告げると、家族や知人にこの病を経験したという人が結構多くいた。

「実は、私も罹ったことがあり、耳が聞こえにくいんです」と言う人もいた。

ウィルス性やストレス性などが原因だというが、実際よく解らないようだ。

 

学生の頃から近眼で、メガネやコンタクトレンズを使っていた。

眼に関して、苦労が絶えなかった。

これまで何度となく健康診断で聴力検査を受けてきたが、心配したことはなかった。

まさか急に聞こえなくなるとは。

 

人間の身体には対になっている部位が多い。

手、足、目、耳、鼻の穴、肺、腎臓…。

神さまは、二つでもって役割を果たすように創っている。

眼は片方だけでは遠近が判断できないし、耳も片耳だけでは音が聞き分けにくくなる。

健康な時にその便利さを意識することは少ないが、失うとその大切さを切に感じる。

 

歳を取ると、身体にとってろくな事がない。

マイナスばかりを体感することになる。

 

クリント・イーストウッドが演じた90歳の老人はすごい。

モーテルで売春婦を相手にし、麻薬組織のボスの邸宅でグラマラスな女性ふたりを相手にする。

性欲は若さを保つ、カンフル剤なのだろう。

 

 

ところが、私めは…。

<今はただ 小便をする 道具なり>

<朝立ちは 歳を重ねて 死語となり>

…。

author:金ブン, category:健康, 09:39
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突発性難聴

JUGEMテーマ:健康

 

先週、プールへ行った。

耳に水が入ったのが原因か、帰宅してから左耳が聞こえにくくなった。

ネットで調べて、耳の水を抜こうと試みたが、なかなか抜けなかった。

一晩寝たら、自然と抜けているのじゃないかと思っていた。

翌日も聞こえにくかった。

そろそろ病院へ行ったほうが良いと思ったが、土日なので病院は休みだった。

土日の2日で、さらに音が聞こえなくなってきた。

 

月曜日、近くの耳鼻咽喉科へ行った。

3年前、同じ症状でこの医院に通ったことがあった。

その時は比較的症状が軽く、薬を処方されてから4、5日で完治した。

なので、軽く考えていた。

ところが、検査の結果、重症の突発性難聴だと告げられた。

治療が早ければ、治る確率は高いと告げられるが、罹患してからすでに6日が経過していた。

ステロイドで治療することになるが、治る確率は30%だと、医師はいう。

それも、完全に治るのは難しく、聞きづらさの残る可能性があると。

入院して点滴治療を受けることになるかもしれないと告げ、K中央病院を紹介された。

 

その晩、娘婿の父親が以前突発性難聴で入院したことを聞いていたので、電話で訊いてみた。

すると、やはり1週間入院して、ステロイドの点滴治療を受けたと話す。

何とか治ったようだが、やなり聴力が落ちたようだ。

翌日、K中央病院に出かけた。

紹介状を見た医師は、再度血液検査と聴力検査を指示した。

やはり、検査結果はかなり悪いという。

人生初めての入院になるのかと思いきや、ステロイドの薬を服用して治療することに。

 

「以前に輸血されたことがありますか」と、医師から尋ねられた。

血液検査の結果、以前ウィルス性肝炎に罹ってた痕跡があるという。

10年程前に献血を断られたことがあったが、その理由も同じだった。

いつのまにか、B型のウィルス性肝炎の罹患していたのだった。

肝炎ウィルスを侵されたことがある人は、ステロイド治療によってウィルスが蘇って悪さをする可能性があるそうだ。

だから、肝臓の数値に注意しながら、ステロイドの投与をしないといけないという。

軽く考えていただけに、何とも大げさなことになってきた。

 

プレドニンというステロイド薬12錠を飲むことから始まり、徐々に少なく服用していく治療になった。

入院して点滴治療を覚悟していただけに、自宅で治療が出来るのだから、少し気分が楽になった。

 

それから4日間、処方されたとおりステロイドを飲んで、再度病院へ出かけた。

症状はほとんど変わっていない。

薬の効果が全く感じられなかった。

不安な気持ちが募ってくる。

 

その日は消化器内科と耳鼻咽喉科で受診した。

消化器内科では血液検査と肝臓のエコー、耳鼻咽喉科では聴力検査を受けた。

自分自身良くなっている感じは全くなかったが、聴力検査の結果、少し改善しているという。

この後も、ステロイド薬の服用を続けて、結果を待つしかない。

治る確率は30%で、治ったとしても何らかの障害が残る可能性があると、再度告げられた。

 

歳を重ねるということはこういうことなのだろう。

人生、この先何が起こるか分かんない。

悲観しても仕方がない。

もっともっと、大変な病気を抱えている人が多くいるのだから。

author:金ブン, category:健康, 10:00
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難病と闘うこと

JUGEMテーマ:ニュース

 

そのニュースを聞いた時、16年前息子のガンを知らされた当時の気持ちを思い出した。

突然の出来事で、夢を見ているのではないかという気持ちだった。

しばらく、家族みんなが放心状態だった。

 

大学病院の小児病棟へ行くと、聞いたこともない病名の子供たちが入院していた。

多くはガンだった。

息子の病気は横紋筋肉腫というガンだった。

私が最初に病棟を訪れた時、休憩ルームには抗がん剤の影響で髪の毛が抜けた子どもたちがいた。

子どもたちは自分の不運な境遇にも関わらず、一様に無邪気で明るかった。

そんな子どもたちの様子に、私は少し気持ちが和らいだのを覚えている。

 

ガンはその種類や発症した場所によっても、治療方法が異なる。

息子と同じ横紋筋肉腫の子供も数人いたが、息子の病巣は胸の縦隔という部位で、かなり特殊だった。

担当医や専門医から細かく治療方針の説明を受けたが、症例が少ないだけに情報が少なかった。

 

保護者たちはガン闘病に関する情報を知りたくて、お互いの知識を交換していた。

それぞれが難病だけに、親として治療とどう向き合ったらいいのか、解らないことが多かった。

治療だけでなく、病院でのQOL(生活の質)、メンタル面のケア、治療費など、様々な問題が積み重なってくる。

患者を支える家族は次々とその難題を向かっていかないといけない。

 

妻や娘が大学病院で知り合った人たちの子どもに、白血病の患者が数人いた。

今でも、親交があるようだ。

その子どもさんたちは病気を克服し成長し、今では元気に通学しているという。

難病といわれるガンの中でも、白血病は治りやすい病気という印象がある。

日本成人白血病治療共同研究グループのサイトを見ると、< 65歳未満の急性骨髄性白血病では約80%が完全寛解となり、寛解例の40%前後が治癒するものと期待されています。>との記述があった。

 

連日、テレビや新聞で白血病のニュースが報道されて、骨髄移植のドナーがかなり増えたという。

骨髄移植のドナーは健康な人間が他人の命を救うことができる数少ない方法だと思う。

ドナー登録をしていた時、二度適合した患者が現れたとの連絡を受けて病院に出かけたことがあった。

二度とも移植まで進まなかったが、年齢制限(54歳)が無いのなら今でも移植する意思はある。

ドナー登録が増えれば増えるだけ、適合する確率が増え、助かる患者が増える。

 

I選手に、たくさんの人から励ましの言葉が届いている。

「水泳なんていい、とにかく長生きして」

一番印象深い言葉が、I選手のお祖母さんのこの一言だった。

author:金ブン, category:健康, 09:51
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ドクターショッピング

JUGEMテーマ:健康

 

精神的・身体的な問題で、複数の医療機関で受診して回ることを、ドクターショッピングというそうだ。

 

足の故障はなかなか良くならない。

3年前に膝を痛めてから、整形外科や鍼灸院、整骨院など次々と診察を受けた。

現在は股関節(恥骨付近や内転筋の付け根)が痛い。

股に鉄の塊がハマっているようで、かなり、歩きづらい。

 

昨年は膝の内視鏡手術を受けた。

関節の軟骨が遊離しているのを取り除いてもらう手術だった。

確かに、ピリッと感じる膝の痛みは無くなった。

ところが膝全体の違和感が残り、踏ん張りが利かない状態になった。

別の整形外科で理学療法士にリハビリを勧められたが、なかなか膝の動きが良くならない。

そのうち、恥骨(股関節)の内側に痛みが出てきた。

膝をかばう歩き方で、股関節にも影響が出てきたようだ。

 

整形外科で撮影したMRIによると、椎間板ヘルニアがあることも告げられた。

治療するには、ストレッチと筋トレで股関節周辺の筋肉を鍛えるしかないと言われ、理学療法士のメニューに従って、毎日トレーニングを繰り返した。

 

このあたりの経過は今年2月頃のブログで書いた。

それ以後、ストレッチや筋トレをくり返しているが、症状が改善されることはなかった

痛みの原因が判らず、思い悩む日々が続いた。

「股関節の痛みは椎間板ヘルニアが影響しているのではないか」という疑問が湧いてくる。

神経系なので神経内科へ行こうと思っていた時、「ペインクリニック」の看板を見つけた。。

 

「痛み」(ペイン)をやわらげる治療をする病院のことだ。

ネットで調べると、こんなことが書いてある。

 

<「痛み」のストレスをためていくことで痛みの悪循環が起こりなかなか治らない、時には生活に支障をきたすような長くつらい痛みとなっていきます。
 ペインクリニックでは交感神経ブロックという注射療法を中心に薬物療法や温熱療法などを併用しながらこの痛みの悪循環をなくし、平穏な日常を送ることを目標とした治療をおこなっています。>

 

さっそく、JR駅前にある医院へ行ってみた。

その医院は駅前商業施設の2階の医療フロアにあった。

昼からの診察は午後4時で、早めに入ると待合室には誰もいない。

受付で問診票を書いて、事務員に症状を口頭で伝えた。

しばらく長椅子に座って待っていると、患者が数人現れて受付をする。

患者たちは順番が来て呼ばれると、診察室に入っていく。

予約している患者が優先される。

しばらく待つと、診察の順番がやってきた。

 

50歳代と思われる医者が症状を訊く。

医者の第一印象が悪かった。

パソコンを見たままで、患者である私の顔を見ようともしない。

 

症状を告げると、パソコン画面に映った人体図に直接タッチペンで患部を書きいれた。

整形外科で椎間板ヘルニアと診断されたことを伝えた。

恥骨のあたりが痛いことを告げ、その原因と痛みを和らげる方法は無いかを尋ねた。

ヘルニアが原因かどうかを調べるのは難しいといい、薬を服用しながら原因を確かめていくと、医者は説明する。

ぞんざいな態度に、失望感が抱いた。

医者はリリカ25咾箸いδ砲濟澆瓩量瑤鮟菠した。

 

1週間服用したが、全く痛みに効果がなかった。

再び医院に行って結果を告げると、リリカ25咾鯒椶裡仮服用するよう処方した。

2週間続けたが、やはり効果がなかった。

医者に告げると、前回のMRI撮影から時間が経っているので、再度MRIを撮ってみましょうと言い、市民病院の放射線科の予約を取ってくれた。

 

市民病院でMRIの撮影をしてから、画像を持って医院を訪れた。

前もって、市民病院の放射線科から医院にファックスで診断結果が送られてきていた。

医者は画像を見ながら、椎間板ヘルニアのことを話す。

ヘルニアがあるが、それが股関節の痛みに影響しているかどうかは判らないと、結局以前の言っていた事をくり返しただけだった。

今回椎間板のあたりともう一カ所、股関節回りも撮影してもらっていた。

「股関節はどうですか?」と訊くと、その部分の画像もパソコンで開かずに市民病院の放射線科のファックスを見ながら、「異常無しです」と素っ気なく答える。

この医者は画像を見て判断できるのかと、疑問が湧いてくる。

 

そして再び、2週間リリカ75mgを服用するよう処方した。

副作用が無いとはいえ、効果が出ない痛み止めを1ヵ月も飲み続けても大丈夫なのだろうか、と不信感を覚えた。

結局、この医院での治療は諦めた。

 

その頃、コレステロールや血圧で、家の近くのS循環器内科に通っていた。
院長のS医師は話しやすい先生だった。

S医師は学校の教師をしていたが、医師になりたくて再び医大に入学し、医者になった経歴を持っている。

嫁さんからの情報なのだが、S医師の実家は近くに土地やビルを所有しておられて、かなり裕福なんだそうだ。

裕福だからというわけではないのだが、むやみに薬を出さないと、妻は近所での評判をいう。

 

診察の科目は違うのだが、私は股関節の状況を相談してみた。

すると、S医師は「ペインクリニックは最終的に痛みを和らげる治療なので、やはり整形外科で診察を受けたほうが良い」との意見をいう。

それは十分承知しているのだが、すでに3件の整形外科に通った。

そこで、S医師に市民病院の整形外科を紹介してもらうことを頼んでみた。

市民病院は紹介状無しで行くとかなり待たないと診察してもらえないし、診察料の他に特別料金5千円が掛る。

すると、S医師は快く紹介状を書いてくれた。

 

数日後、市民病院へ出かけた。

紹介状を持って行くと、診察してもらうまでの時間が掛らなかった。

医師は紹介状や問診票を読んでから、MRIの画像を確認していた。

そして、股関節の骨には異常が見られないこと、椎間板ヘルニアの程度、股関節の痛みがヘルニアと関係している可能性や手術する方法とリスクなどを丹念に説明してくれた。

恥骨筋や内転筋の付け根の筋肉が炎症しているようなので、ストレッチや筋トレを休んで様子を見たら良いんじゃないかと言う。

診察結果は今までと変わりなかったが、詳細に説明してもらったので納得出来た。

 

なんとも、さまよえるドクターショッピングである。

世の中には、得体のしれない身体の不具合と闘っている人がたくさんいるのだろう。

 

今は近くの整骨院に通っている。

妻の友人が「息子が股関節の痛みで治療してもらって治った」という整骨院を紹介してくれたからだ。

30歳代の若い整体師がみっちり1時間近く患部を押してくれる。

まだ、効果の程は判らないが、これが気持ち良いのだ。

とりあえず、2ヵ月程度はやってみようと思っている。

 

また、ドクターショッピングに出かけることになるかも…。

author:金ブン, category:健康, 10:04
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膝から股関節へ

JUGEMテーマ:健康

 

道理が通らないのが、人間の身体。

 

膝を痛めて、手術を受けたのが10か月前のこと。

それで足の不自由から解放されると思ったが、そうはいかなかった。

今度は別の部位が痛くなった。

 

手術名は関節鏡下関節鼠摘出手術。

この<鼠>というのは軟骨のカケラのことだ。

カケラが遊離して関節内を自由に動きまわることから、“関節ネズミ”と呼ばれている。

その遊離体が無症状の事が多いが、関節の狭い隙間に挟まったり、引っかかったりすると強い痛みを起こすという。
相撲力士の照ノ富士も今年6月同じ手術を受けており、術後は回復せず、大関から陥落して休場が続いている。

 

私の場合、手術で鼠を取り除いて、痛みは無くなった。

確かに、階段から降りる時のチクリとした痛みは消えた。

だが、膝全体の違和感が残ったままで、どうも歩きづらい。

 

すると今度は左足の付け根(恥骨のすぐ横)が痛みだした。

以前から右足の付け根が痛かったが、同じ痛みが手術した左足にも現れ出した。

だから、手術した左膝と左右の足の付け根の3カ所が痛いのだ。

膝をかばった歩き方をしていたので、股関節まで痛めてしまったようだ。

膝の故障は股関節にまで影響してしまった。

 

手術した整形外科では膝関節の状況しか関心がないようだ。

手術でやるべきことはやったので、あとはリハビリをするようにとトレーニングの紙を渡されただけだった。

この医者はどうも患者に対して上から目線で、気に入らない。

 

そこで、近所の整形外科でレントゲンを撮って診察してもらったが、股関節も恥骨あたりも骨には異常がないと言う。

そこで、内転筋を伸ばすストレッチを教えてくれた。

だが、ストレッチをしても、全く改善する兆候が見られない。

 

その後、妻の友人が教えてくれた整体や整骨院に通ってみた。

ここでも、症状は変わらない。

 

ボランティアガイドで無理して歩くと、翌日は足全体のこわばり感が増加する。

やはり、専門の理学療法士がいる整形外科で診てもらわないと、良くならないのだろう。

そう思い、病院を探していると、駅近くに昨年開院したばかりの整形外科があった。

N院長は多くの有名スポーツ選手を診た経験があるという。

理学療法士も数多く働いている。

 

早速、病院に出かけた。

新しい病院の待合室は坐る席が無いほど満員だった。

平日だったこともあり、ほとんどが高齢者だった。

 

待つことを覚悟して予約せずに行ったが、ちょうどキャンセルが出来たのですぐに診てもらった。

診察室は3つあり、院長以外にも応援の整形外科が診ている。

 

私はN院長の診療室に入り、症状と治療経過を伝えた。

院長は何点か質問してから、「MRIを撮って、詳しく診てみましょう」という。

この病院にはMRIを撮影できる機器を備えている。

私は膝と脊髄とで3回撮影しているので、要領は分かっている。

 

すぐにMRI撮影室に呼ばれ、20分程度で撮影を終えた。

すると、ほとんど待ち時間無く、再び診察室に呼ばれた。

待合室にはたくさんの人が待っているのに、私は待つこと無くスムーズに診察室に入る。

すでに、画像が目の前のパソコンに映されていた。

 

N院長が現れて画像を見るなり、「股関節に水が溜まっているな。それに4番目と5番目の脊髄がヘルニアになっている」と画像を指し示しながら言う。

そして、「漢方薬と痛み止めの服用、ストレッチで治療していこう」と続けた。

N院長はテキパキとしていて、結論が早い。

 

脊髄のヘルニアが以前にも診断を受けているので驚かないが、股関節に水が溜まっていると言われたのは意外だった。

おそらく、膝の手術以来無理な歩き方を続けていたので、股関節に水が溜まったのだろう。

 

私は院長の指示に従い、この病院でとことん治療することを覚悟していた。

膝を痛めてから、もう2年以上経過しているのだから。

 

診察室を出ると、看護師から2階のリハビリ室へ行くように指示される。

リハビリ室には10台ほどのベッドが並び、たくさんのスタッフが患者の施術をしている。

周りには施術の順番を待つ患者たちが座っていた。

 

担当の療法士は若い女性だった。

この人もテキパキと、ストレッチや筋トレの方法を教えてくれる。

これまでもいろいろと試してみたが、ほとんど効果が無かった。

だからといって、ストレッチをやらない訳にはいかない。

信じる者は救われる、の気持ちだった。

 

療法士は私の歩き方が悪いという。

膝を庇って歩いているため、少し斜めに歩いているそうだ。

それで股関節を痛めて、水が溜まる状態だろうという。

自分自身、そんな歩き方をしている意識は無いのだが…。

 

整形外科に通い始めて、3ヵ月が経過した。

毎日、朝昼晩3回、理学療法士から与えられた筋トレを真面目に実行している。

だが、改善の兆候は見られない。

 

痛みを我慢して、やっと歩いている状態が続いている。

自転車に乗ることはそれほど苦痛が無いので、行動は自転車が主になっている。

だから、ガイドのボランティアもお断りしている。

 

私よりもっと身体の不自由な人がいるのだがら、これぐらいのことで愚痴をこぼすのもどうかと思う。

出口が見えないというのは憂鬱なものだ。

 

もう神頼みしかないような気がして、神社によると必ずお祈りをしている。

そろそろ徐霊師にお願いするしかないのでは…。

author:金ブン, category:健康, 09:33
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膝の内視鏡手術

JUGEMテーマ:健康

 

見えない何かが、私の進むべき道を示唆しているのではないか。

そう思えることがある。

大袈裟にいえば、<神の啓示>とか。

どうしようかと困ってる時に、啓示がひょっこりと現れたりする。

 

突然、私の携帯電話が鳴った。

退職した会社の社長からだった。

総務担当だった私に会社の物品について、訊きたいことがあるとのことだった。

大した用事ではなかったが、懐かしさから少し話をした。

話している最中、ふと、社長が膝の手術をしたことを思い出した。

社長はテニスをしていて、急に膝が痛くなったと言っていた。

確か、内視鏡で手術をしたはず。

 

そのことを社長に尋ねると、手術を行ったのは「膝専門の医者」だという。

日帰り手術で負担が少ないと告げ、後からメールでその病院の電話番号を送ってくれた。

 

左膝を痛めて、約1年半が経過した。

その間、鍼治療や整骨院に通った。

だが、治らない。

治らないどころか、悪化している。

その上、右足の付け根が痛くなってきた。

散歩することも躊躇する状態だ。

この状態だったら、文化財のボランティアガイドも出来ない。

4月になると、ガイドの依頼が増えるころなのだ。

 

社長から電話を貰ったのも何かの縁、病院へ行くことに決めた。

 

3月初旬、大阪地下鉄に乗り深江橋で降りた。

病院はここから歩いて約10分。

マンションに囲まれた一画に建っていた。

 

 

診察まで長く待たされることを覚悟していたが、意外に患者が少ない。

受付を済ませると、10分ほどで診察室に呼ばれた。

院長は私と同じ歳。

恰幅が良い。

今までの病状を伝える。

丁寧に経過を訊いてくれるので、少し安心する。

 

両膝のレントゲンを撮った。

レントゲンの結果はいままで通り、異常がないようだ。

画像を見て、加齢から生じる変形性膝関節症ではないという。

これは近所の整形外科と同じ診断だ。

 

「痛みが生じているのだから、どこかに異常があるのでしょう」と言い、MRIで詳しく調べることになった。

後日、森ノ宮の病院でMRI撮影し、その日にデータを病院へ持って行って診断を受けた。

結果、靭帯、半月板、膝蓋骨(皿)、関節軟骨など、異常は見受けられないとのことだった。

痛みの原因は大腿骨と皿の間に軟骨のかけらが散らばっているためだろうと、医者はいう。

細かい軟骨のカケラはMRI画像に表れないことが多いとも。

カケラは関節内遊離体というもので、関節ねずみともいう。

激しい運動などで軟骨の一部が削れて、関節を動かす潤滑液の間に散らばっている状態のようだ。

軟骨のカケラは潤滑液をちょこまかと動くので、関節ねずみといわれる。

 

治療だが、内視鏡の手術をしてカケラを取り除くのが一番手っ取り早い方法だ。

医師は内視鏡手術の専門医だ。

医師は手術を勧める訳でもなく、「ヒアルロンサンを打って、様子を見ることも出来ますが…」という。

「ヒアルロンサンで治療をするなら、近くの病院でします」と言い、一旦帰宅した。

軟骨のカケラがはっきりMRIに映っていて、それが原因だとはっきり判っていれば、迷うことなく「手術をお願いします」と伝えていただろう。

しかし、原因がそれだとはっきりした訳ではない。

 

何事にも迷ってしまう性格の私だ。

家へ帰ってから、ヒアルロンサンで様子を見るか手術をするか、考える。

1年半前になるが、ヒアルロンサンを4本注射したが効果が無かった。

このまま様子を見ていても、状況は変わらないのではないか。

迷っていても仕方が無い。

偶然社長の電話で膝専門医を知ったのも、<神の啓示>かもしれない。

やはり、手術を受ける方向で決断するしかない。

 

再び、病院を訪ね、手術の意向を伝えた。

「膝の内部をきれいにしますから、楽になると思いますよ」という医師の表情に、自信が感じられた。

医者の力強い言葉は患者を勇気づけるものだ。

やっと膝の痛みから解放されるのではないかと、少し気持ちが楽になった。

 

血液・尿・心電図など、事前の検査を受けた。

内視鏡の手術は1時間程度だという。

手術の方法は、皿の傍に1儖焚爾僚口を2つ開けて、カメラと手術道具を膝関節内部に挿入する。

医者はカメラの映像を見ながら、膝の欠陥部分を治療していく。

その間麻酔をしているので、うつらうつらしている間に終了するという。

毎年受けている胃カメラの検査も全身麻酔で、全く苦痛を感じない。

それと同じだと、ストレスが無い。

 

手術当日は久しぶりの雨だった。

家からタクシーか、運転手付きの車で来院してくださいと言われていた。

手術は昼の14時からで、15分前には到着してくださいとのこと。

嫁さん運転の自家用車で出かけたが、それが大変だったのだ。

ちょっと横道にそれるが、当日病院に着くまでのことを書きたい。

 

病院まで車で40分程度なので、12時20分ごろに家を出発した 。

ところが、阪神高速空港線が玉突き事故で大渋滞していた。

でも一般道路を走るより、まだましだろうと一旦は高速道路に乗った。

ところが、車列はすぐに止まってしまった。

慌てて、高速を降りて一般道路を走るが、どこも渋滞。

これは絶対間に合わないだろうと、私は途中御幣島で降りてJR東西線に飛び乗った。

JR京橋で降りて環状線で森ノ宮まで行き、そこから地下鉄千日前線に乗って深江橋まで行かなければならない。

スマホで到着時間を調べたら、なんと地下鉄深江橋に着くのが1時47分になっている。

そこから15分近く歩くので、2時を超えてしまう。

これではアカンとJR森ノ宮で降りてから、タクシーに乗り替えた。

途中病院に何度も電話するが、一般診療は休みなので留守電になっていた。

かなり焦った。

すると頭に、手術は止めた方が良いという<神の啓示>が浮かぶ。

今さら、もう戻れない。

<神の啓示>を振り切って、急いだ。

やっとの思いで病院に着いたのが、1時46分だった。

慌てて、病院に飛び込んだ。

 

息の荒い私とは対照的に、受付の女性は落ち着いた調子で段取りを説明していた。

すぐに着替えて用意された手術台に乗ったのだが、急いで来たのでまだ呼吸が荒い。

血圧を計りながら、看護師さんが「かなり高いですね」と言うので、「走ってきましたから」と言うと、3人の看護師は苦笑いしていた。

それもそのはず、これから足の手術する人が走ってくる訳ないので、冗談と思ったのだ。

 

さて手術だが、まず右手首あたりに麻酔の点滴針を入れられた。

しばらくすると医師が現れて、「こんにちは。それではこれから手術をします。眠っている間に終わるので、安心してください」と言う。

お腹のあたりにタオルで衝立を作っているので、横になっている私の位置から医師の顔も膝も見えない。

医師は膝の回りに麻酔注射を打ち始める。

まだ麻酔が効いていないので、かなり痛みを感じる。

皿の下あたりに2本、上に1本、注射を打った。

まだ麻酔が効かないのだろうかと、少し心配になる。

ところが、意識はそこまでだった。

 

次の瞬間、「終わりました」と看護師の声が聞こえた。

タオルの衝立を除けると、もうすでに膝に包帯が巻かれている。

いつもの寝起きの瞬間のボーッとした感じだ。

ふらつきながら立ち上がり、看護師に支えられてとなりのロッカー室に入り、着替えをした。

 

少し待っていると、診療室に呼ばれて、医師の説明を聞いた。

「剥がれそうな軟骨が3か所ありました。これが剥がれると軟骨ねずみになって動き回っていたでしょう。すべて、治しておきましたので、もう大丈夫でしょう。皿や半月板は奇麗な状態でしたよ」と、笑みを浮かべながら話す。

ホッとした気持ちになりながらも、1年半も悩んでいた膝の痛みがそう簡単に治るのだろうかと、半信半疑な気持ちだった。

 

痛み止めや炎症を抑える薬などを受け取り、嫁さんの車に乗って帰宅した。

私が途中電車に乗り換えた後、嫁さんは渋滞に巻き込まれながら、2時半病院に到着したという。

あのまま車に乗っていたら完全に遅刻し、手術が出来たかどうか判らない状態だった。

<神の啓示>は私を正しい方向に導いてくれたのだろうか。

 

手術した夜は麻酔が効いていたのか、全く痛みが無かった。

ところが翌日の夜になって、徐々に膝の回りが腫れ出して、ジーンとする痛みを感じるようになった。

 

 

手術から2日後、診察を受けることになっていた。

医師は予想していたように膝を触り、腫れた膝に注射を打ち、血を抜き始めた。

「血を抜きましたので、楽になりますから」と、医師はどす黒い血で満タンになった太い注射器を私に見せた。

350mlの血を抜いた。

「出来るだけ、動き回らないようにしてくださいね」と、付け加えた。

 

その日は国会で森友学園籠池理事長の国会中継があり、足を伸ばしてテレビの画面を眺めていた。

再び、膝周りの腫れが出てきた。

不安な気持ちに襲われる。

 

<神の啓示>は正しかったのか?

安倍昭恵さんが籠池諄子にメールした「神に祈りましょう」という言葉が胸に響くのでありました。

 

author:金ブン, category:健康, 12:19
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整骨院に行ってみる

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日記を見ると、膝に違和感を覚えたのはちょうど昨年の今頃のことだ。

1年が過ぎたが、膝の状態は悪いまま。

いや、むしろ悪化している。

 

昨年悪いのは左膝だけだったが、今では右足の筋や右の股関節も違和感がある。

テニスはもちろん、朝の散歩も出来ない状態になった。

なかなか、やっかいなことだ。

 

近所にある整形外科の治療に始まり、姿勢改善プログラム、カイロプラクティック、鍼灸院を経て、再び理学療法士がいる整形外科でリハビリ治療を続けた。

60歳過ぎると、多くは加齢による変形性関節症が疑われたが、MRIやCTの結果では骨に異常はないとのことだった。

左膝は凝り固まったような感じがして、下り階段では膝の皿部分がコキッと音がし、じんわりと違和感が残る。

そんな左膝を庇うため右足に負担が掛かり、右足全体の筋肉が張り、こちらも左膝と同様動かすたびに筋がポキッと音を立てている。

また、右股関節辺りが硬くなり、股を開くと痛んでくる。

 

理学療法士は骨に異常が無いので、ストレッチや筋トレで治していく方針だった。

3ヵ月間近く、朝と夕方に教えられたストレッチや筋トレをくり返した。

ところが、良くなる兆しが全く見えなかった。

それより、筋トレをすると、余計に足全体に違和感を覚えるようになった。

 

一体、これからどうしたら足の状態は改善するのだろうか。

全く、解らなくなってしまった。

 

これまで、こんなに身体の故障に悩んだのは初めてだ。

私が歩く姿を見ている家族や知人は、外見ではそんなに異常があるとは思えないという。

だが、いつも足が何かに縛られているようなコリを感じている。

その気持ち悪さは表現出来ないような不快感を伴っている。

 

先日、信号のある交差点を歩いていた。

すると、渡っている途中で信号の青が点滅し赤に変わってしまった。

私は走ることが出来ずゆっくりと歩いて渡っていると、前から左折しようとする車の運転手が窓越しに「こらっ、走らんかい!」と、怒鳴るのだ。

外見は足が悪く見えないので、ワザとゆっくり歩いているように見えたのだろう。

「お前に、オレの気持ちがわからんやろ」と心の中で呟き、運転手を睨みつけるのだった。

 

私以上に足の不自由な人がたくさんいるのは判っている。

私のようにまだゆっくりでも歩けるのだから、大したことではないかもしれない。

だが、四六時中、膝の違和感に悩まされるのはツライ。

 

膝治療を相談すると、医師も鍼灸師も理学療法士も決まって言う。

膝を痛めると、治療に時間が掛かると。

確かに、膝を完全に休めることは不可能だ。

1日全く歩かないわけにはいかないから。

日常において、最低限トイレや洗面所まで歩かないと生活できない。

 

大きな病院で精密検査を受けることも考えたが、すでに労災病院でMRIの診断を受け、異常はないとのことだった。

それでは、どうすれば治るのだろう。

考えあぐねていた。

そこで、次に思い付いたのが整骨院だ。

可能性のあるものはとにかく何でもやってみようという気持ちだった。

 

町を歩くと、整骨院は至る所に開院している。

年寄りの憩いの場所になっているとも聞く。

ネットで、健康保険が利用出来て、評判の良いところを探した。

すると、尼崎にあるA整骨院に当たった。

かなり、評価が高いし、保険治療も出来る。

ただ、ひとつ気になるところがある。

 

<A整骨院ではご利用者様の負担が少なくなるように、保険を使った施術を取り入れながら保険では対応できない部分は、A整骨院独自の手法である、B&M背骨ゆがみ矯正という技術を使って、あなたのそのつらい症状を改善させてまいります>

ネットに書いてあるのだが、この<A整骨院独自の手法である、B&M背骨ゆがみ矯正>という部分が気に掛る。
この矯正治療は保険が利かない。

1回2000円が必要なのだ。

整骨院はこの治療を勧めてくるのだろうと予想された。

 

A接骨院は尼崎の三和商店街の中にあった。

この商店街は幼い頃からなじみの商店街だ。

さっそく、中へ入る。

最初の印象はやけに愛想が良いことだ。

1階の治療室にはベッドが8つ並んでいる。

「いらっしゃいませ」

白い制服を着た整体師たちが揃って笑みを浮かべている。

独特の柑橘系のニオイがして、まるで、散髪屋に入ったようだった。

 

責任者と思われる人が治療について説明する。

事前にメールで送っていたので、責任者は私の症状と理解している。

骨に異常が無いことを伝えていたので、膝の取り囲む筋肉を矯正していくことで治療が出来ると強調する。

整形外科でも鍼灸院でも、同じことを説明されている。

「膝の治療は時間が掛かるのを覚悟してください」とも。

 

膝の故障は身体の歪みが原因で起こるのだともいう。

予想したとおり、独自で開発したという<B&M背骨ゆがみ矯正>を勧めてくる。

保険の利かない治療だ。

長く治療することで身体の歪みが解消され、故障の起きにくい身体になると説明する。

だが、1回2000円の治療を毎回受けるのは負担が大きい。

 

そこで、毎月6000円出せば何度でも受けられるVIP会員の入会を勧める。

1ヵ月3回受ければ、元が取れる。

ところが、それには条件がある。

1年契約(入会費無料)であることと、クレジット決済に限られるということ。

途中で解約すると、違約料として12000円が必要になる。

(ただし、12000円は回数券で戻ってくるという複雑なシステムになっている)

 

流暢な説明を聞いていると、商売根性が浮き彫りになってうんざりした気分になった。

すぐに疑心暗鬼になる。

治療をする前にいろいろ勧められても、すぐにハイそうですかと納得出来る訳が無い。

私が黙っていると、今度は「1万円で、13500円分の治療を受けられるプリベイトカードがありますよ」と別のプランを示す。

「保険の治療だけで良いです」と撥ねつければ良かったのだが、気の弱い私は1万円のプリペイドカードを買ってしまった。

カードのデザインがいかにも妖しげだ。

まるで高級ラウンジの会員カードのようだった。

 

 

治療が始まった。

ベッドにうつ伏せになると、電気枕のようなものを背中に置かれる。

しばらくすると、背中が温かくなってくる。

それは10分くらいで終わり、担当の整体師が背中から治療を始める。

「それでは○○さん、背中から治療を始めますね」と担当の整体師が大きな声で言うと、ほかの整体師全員が「お願いしま〜す」と声を揃える。

取ってつけたような愛想の良さと軍隊のような連帯感が鼻につく。

 

整体師はうつ伏せになった私の背中を強く押す。

かなり、痛い。

「かなり、凝っていますね。痛いところは筋肉が固まっているということなので、柔らかくしていきますね」と言いながら、押していく。

おしり、太もも、膝の裏側、ふくらはぎを押してもらうと、気持ち良かった。

特に太ももの裏側の筋肉を押されると、足全体に響いてくる。

膝の動きに効果があるように感じられてくる。

 

整体師は施術しながら、膝の調子や故障の原因などを訊いてくる。

とにかく、よくしゃべってくる。

患者とコミュニケーションを取るように指導されているのだろう。

うつ伏せになっている私は応えづらい。

黙って押してくれたら良いのに、とさえ思う。

 

保険の治療が終了すると、次に背骨ゆがみ矯正に入る。

整体師の前に立ち、身体を前に倒してから後ろにそらす。

その動きを見て、「身体が傾いていますね。矯正をしますから」という。

小さな木の箱を出してきて、そこに座らされる。

整体師は私の背中に膝を押しつけて中腰になっている。

もう一人整体師が私の前にやってきて、胸の前で交差した私の腕を持つ。

後ろの整体師が突然膝に力を加え、私の背骨をグイッと伸ばした。

背骨が反り上がって伸びあがるのだ。

再び、整体師の前に立ち、身体を前に倒してから後ろにそらすように指示される。

その姿を観察して、「少し矯正できましたね」と言う。

今度はベッドに腰掛けるように指示し、腕は前後に回転するようにいう。

そして、整体師はベッドに上り、再び私の背中に膝を押してつけて中腰になり、グイッと押しつけた。

その後、整体師は私の頭を抱え、ボキッと鳴るほど首を左右に強く曲げた。

この一連の動きが整骨院の勧める<B&M背骨ゆがみ矯正>だ。

10分足らずの施術で、2000円の費用になる。

 

最初の支払いは初診の保険治療1300円と事務手数料200円、背骨ゆがみ矯正のプリペイドカード10000円で、11500円だった。

次回から週2回、10回通ってみた。

確かに、太もも、膝の裏側、ふくらはぎを押してもらうと気持ち良く、効いているように感じる。

しかし、その効き目も1,2時間程度しか持続しない。

施術を受けたことで、良くなっているという兆候を感じることは出来なかった。

 

結局、整骨院の治療は1ヵ月で止めてしまった。

 

この1年、いろんな治療を試してみたが、どの治療も効果が認められなかった。

こんな調子では、楽しみにしていた退職後の暮しがしぼんでしまう。

もう、医療機関に頼っていられなくなった。

自分で治すしかないのか。

傷ついた野生動物が、ひたすら患部を舐めて患部を治すように。

 

そして、ネットで膝に関する様々な情報を検索した。

そんな時、1冊の本を見つけた。

「3万人のひざ痛を治した! 痛みナビ体操」

お茶の水整形外科機能リハビリテーションクリニック院長の銅冶 英雄氏が書いている。

 

現在、それを読み、試している。

果たして、改善するのだろうか?

 

まだ、道は長いような気がするが…。

author:金ブン, category:健康, 17:18
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鍼灸院に通う
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健康は失った時に、そのありがたさが解る。
 
左膝を痛めてから、約9カ月が経過した。
普通に歩いていた感触を忘れてしまった。
原因ははっきりしている。
急に始めたテニスだ。
 
今までいろんな治療を試したが、治らない。
というか、悪化している。
 
昨年、近くの整形外科で労災病院を紹介され、精密検査を受けた。
MRIとCTの画像診断では、骨の異常は見つからなかった。
膝のマッサージを教えられ、診察は終わった。
その後も膝の違和感は残ったままだ。
 
どんな違和感かというと、膝の回りが凝り固まったようになっている。
何かで縛られているような…。
朝は特にカチンコチンの状態になる。
 
それでも、サポーターをすれば走れるので、テニスを再開した。
すると今年に入って、左膝に加えて、右膝にも違和感が現れてきた。
曲げると痛い。
正座も屈伸も出来ない。
おそらく、左膝を庇っていた分、右膝にも負担が掛っていたのだろう。
 
こりゃ、いかんと、いろんな治療を試してみる。
 
まず、整体。
テニス教室で無痛整体のお試し体験イベントをしていたので、試してみた。
近くのカイロプラクティックが患者の勧誘を目的にしているものだ。
膝の痛みを説明して、20分程度の施術を受けた。
なんか、頼りなかった。
「どうですか?少し楽になったでしょう」と言われたが、何も変わらなかった。
続けての施術を勧められたが、本格的な治療となると料金が結構高かった(1回6500円)ので行かなかった。
 
市の広報誌に「姿勢改善プログラム」なるものが紹介されていたので、スポーツセンターを訪ねてみた。
膝の故障は、身体のバランスが悪いからではないかと、考えていたからだ。
色の付いたチョッキを着せられて、写真を撮る。
すると、身体の歪みが映し出される。
画像を見せられ、身体が少し右に傾いていると言われた。
そして、ストレッチを教えてもらった。
帰宅して2週間ほど試してみたが、膝の痛みがどうなるものでも無かった。
 
私が毎日のように膝の話をするものだから、愚妻が鍼灸院を勧めた。
愚妻がバレーで膝を痛めた時、効果があったという。
その鍼灸院は評判が良いので、スポーツで故障した患者が多いらしい。
 
以前別の鍼灸院だが、股関節を痛めた時、鍼治療を受けたことがあった。
その時は全く効果が無かった。
 
半信半疑だったが、この際何でも試してみようと予約を入れ、K鍼灸院へ出かけた。
家から自転車で約10分。
大通りから少し入った、マンションの1階にあった。
表には派手な看板も無く、名前と診療時間だけが表示されている。
 

 
鍼治療するとなると、あたりの鍼灸院の看板がやたらと目に付く。
近くに、鍼灸院が数件あった。
どこの院も明るい雰囲気を醸し出している。
だが、そのK鍼灸院には東洋医学が持つ独特の妖しい雰囲気が漂っていた。
紹介で無ければ、決して飛び込みでは入らないだろう。
殺風景な鍼灸院だが、評判が良くて生き残っているのではないか。
そう、自分に言い聞かせ、ドアを開けて入る。
 
待合室には誰もいない。
静かだった。
入口ドアの前に、6足ほど脱いだ靴が並んでいる。
他に患者さんが居て、ほっとする。
待合室に3脚のパイプ椅子が並び、正面に小さな受付があった。
中を覗くと受付の女性がいた。
名前を告げると、いきなり「奥のベッドに横になってください」という。
事前の説明がない。
 
薄グリーンのドアと開けて、中へ入る。
部屋の正面奥に、ベッド型のマッサージ機が横たわっている。
右横にはピンクのカーテンで仕切られた施術スペースが3つ並んでいる。
私は一番奥のベッドまで進んだ。
「保険証を持ってきましたが」と告げると、女性はすぐに「要りません」と応える。
全く健康保険が利かないようなので、料金が心配になった。
ひとりだけ横になれる狭いベッドがあり、その足下に荷物置きに使う籐のカゴがあった。
 
「どうされましたか?」
さっき受付にいた女性が訊く。
受付係と思っていた女性は鍼灸師だった。
50前後で、院長らしい。
経過を説明すると、女性はベッドに横たわる私の両足全体を触る。
膝の回りを強く押したり、弱く撫ぜたり。
 
「大分筋肉が硬くなっていますね。カチンコチンですよ」と、太ももを揉む。
施術の準備をしながら、「おそらく、疲れから筋肉が固まっているのでしょう。これから、筋肉を柔らかくしていきますから」と言った。
私は仰向けに寝たまま、目をつぶった。
鍼(はり)を刺されるのは気持ち悪いし、好きになれない。
好きな人はいるかもしれないが、私はどうも苦手だ。
施術の間、ずっと目をつぶっていた。
だから、どんな鍼をどこの場所に刺しているのか、全く目にすることが無かった。
 
院長らしい女性鍼灸師は左膝、太もも、ふくらはぎに鍼を刺していく。
何箇所か刺した後、「電気を掛けますね」と言って、鍼に電気線を繋いでいる。
目をつぶっている私は足に触れる電気線の冷たい感触で、その治療を想像する。
痛い訳ではないが、気持ちが悪い。
やがて、刺された鍼のあたりから電気の感触がチクチクと伝わってくる。
 
しばらくすると、「お灸を置きますね。熱かったら言ってください」と、若い女性の声がする。
電気鍼とお灸の、両面攻撃である。
チラッと片目を開けて女性の容姿を伺うと、学生のようだった。
どう見ても、鍼灸の免除を持っているような感じではない。
アルバイト学生のような雰囲気だ。
このオナゴはお灸のツボを知っているのか?
ちょっと、不信感を抱く。
 
やがて、お灸の独特のニオイが漂ってくる。
数分すると、お灸を置いたであろう箇所がヒリヒリと痛くなる。
お灸が燃え尽きるところなのだろう。
再び、若い女性が現れて、燃え尽きたお灸を摘まんで片付けていた。
 
約10分経過すると電気が止まり、チクチクする感触が無くなると、院長の女性が現れ、
電気鍼を取り除く。
と同時に、足を触りながら、ツボに鍼を刺してくる。
小さく、コンコンと叩く音がする。
その音が何とも気持ち悪い。
「痛かったら、言ってくださいね」と言うが、痛いというより気持ち悪いのだ。
だから、鍼を刺された瞬間、「痛い」と言う前に身体がピクッと反応する。
そうして、足全体のツボに鍼を刺していく。
 
それが終わると、副院長という女性(ちょっと太め)が現れて、足全体をマッサージしてくれる。
これは気持ちが良い。
ここまでで1工程が終わる。
 
次はうつ伏せになり、足の裏側のツボに鍼を刺していく。
表側をしたのと同様に10分程度、電気を掛けお灸を置いていく。
それが終わると、裏側の何箇所かに鍼を刺し、太めの副院長がマッサージをしてくれる。
その後、膝のストレッチを教わった。
 
最後に、ベッド型のマッサージ機で10分間マッサージしてくれる。
 
料金だが、1部位が1500円、2部位だと割引されて2200円になっている。
両膝は2部位だということで、私は2200円を支払った。
 
初めは詰めて来院してくださいとのことだったので、週に2回通った。
その内、週1回になり、合計8回治療してもらった。
しかし、効果らしいものが表れなかった。
少しでも改善している兆候を感じることが出来れば、続けていただろう。
だが、むしろ症状が悪くなっているようにも感じられた。
 
本当に、効くのか。
効果がないと、鍼灸の治療に疑いが生じてくる。
プラセボ(偽薬)ではないか。
 
宗教も医療も、信じることから始まる。
結局、鍼灸治療を断念した。
 
このままの状態では、日常生活に影響が出る。
膝を庇うため、行動が緩慢で、動きがぎこちない。
 
テニスどころではない。
歩行がぎこちないので、ウォーキングも出来ない。
 
これから、どうすれば良いのだろうか。
思い悩んだ。
 
考えあぐねている時、自宅から少し離れたところに整形外科が開院しているのを発見。
整形外科はもうすでに、近所で受診している。
そこでの治療はヒアルロンサン注射を打つだけで、進展が望めなかった。
 
しかし、この新しい整形外科にはリハビリテーション科があり、近所の整形外科と違って、理学療法士がいた。
結局、セコンドオピニオンを受ける意味で、その医院に診察してもらうことにした。
 
世間では膝を痛めている人がたくさんいる。
膝は常に使う部位なので、ゆっくりと休めることが出来ない。
それだけに、なかなか治らないようだ。
 
連日新聞やテレビで、コンドロイチン・グルコサミン配合のサプリメントが広告されている。
膝痛を持つ人が対象だ。
もちろん、私も試してみた。
しかし、効果は無く、なぜか胃を荒らしてしまった。
 

 
とにかく週3日、理学療法士のもとでリハビリを始めている。
さて、結果はどうなるのだろうか。
また後日、その結果を書くことにしよう。
author:金ブン, category:健康, 17:08
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ひざ痛奮闘記
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世の中にはひざを痛めている人が多い。

先日、柔道家の野村忠宏が「サワコの朝」に出演して、長年の柔道競技でひざを痛め、正座も出来ないと言っていた。

 

退職して、半年が過ぎようとしている。

退職後の生活は、ひざ痛に悩まされた半年だった。

 

原因はテニスだ。

 

8月のブログ「テニスサークル」でも書いたが、退職してすぐにテニスサークルに参加した。

身体を動かして、汗をかきたかったからだ。

若い時に会社の同僚たちとしたことがあったし、ラケットやシューズなどの道具も持っていた。

テニスが一番手軽なスポーツに思えた。

 

サークルのメンバーはほとんどが女性(オバちゃん)で、かなり年配の人もいた。

オバちゃんたちが相手なら、スキルの差もそんなに感じることが無いだろうと思っていた。

ところが、みんなテニス経験が長いだけあって、不格好なフォームでも適格にボールを返してくる。

スムーズにラリーが続くのだが、私が入ると、途端にラリーが止まってしまう。

経験の差が歴然としていることを感じた。

それでも、続けるうちに何とか楽しめるようになるだろうと思っていた。

しばらく、我慢して続けようとしたのだが…。

テニスというスポーツを甘くいていた。

身体に負担の掛るスポーツなのだ。

 

真夏の炎天下、私は月曜日と水曜日の練習に休まず参加した。

テニスを楽しんでいる訳では無かった。

技術の差を感じながら、取り残されているような気分だった。

かなり、無理をしていた。

なぜ、そんなに頑張らなければならなかったのか。

 

退職して、もう<頑張ること>から離れたはずなのに…。

楽しむことを優先しようと考えていたはずなのに…。

身体のどこかに、<頑張ること>が滲みついている。

 

無理した影響は、62歳の肉体に現れた。

若い頃から身体を動かすのが好きだったので、運動する体力は備わっていると思っていた。

だが、ここ10年スポーツなんてしてなかったし、仕事でも1日中机に座っていただけ。

運動といえば、土日の散歩ぐらいしかやっていなかった。

技術の差はなんとか動き回ることでカバーしようと思っていたが、私の肉体にはそんな体力は備わっていなかった。

 

8月下旬、突然左ひざが曲げられなくなった。

屈伸が出来ない。

昨日まで全く異常が無かったのに、突然曲げると痛むのだ。

数日おとなしくしていると痛みも引くだろうと、深刻に考えていなかった。

ひざが曲がらないだけでテニスをするは出来たので、サークルの練習を続けていた。

しかし、1週間しても、左ひざの状態は変わらず、曲げる時の痛みが続いていた。

 

すると、今度は右の手首が痛みだす。

腱鞘炎の症状だった。

それでもラケットが握れないほどでない。

サポーターを付けて、練習を続けた。

 

その頃、近くのテニスクラブが生徒を募集するキャンペーンチラシが新聞に折り込まれていた。

入会金無料、初回の授業料3980円(通常月12000円)で、シューズ・バッグなどのプレゼントなどの特典が付いていた。

テニスサークルでの技術の差を埋めたいという気持ちが強かった。

 

とにかく、バックハンドが巧く打てない。

利き手の反対側である左側に来たボールに対して、全く反応出来なかった。

バックボレーも悲惨な状態だった。

だから、テニスを基本から学んでみたかった。

 

ひざや手首の痛みはあったものの、動いている内に徐々に治るだろうと楽観していた。

老いた身体はあちこちで悲鳴を上げていたのに…。

 

9月の土曜日からテニススクールに入会した。

スクール側も商売だから、丁寧に対応してくれる。

コーチも親切に指導してくれた。

 

ひざと手首の痛みは続いていたが、月水のサークルと土曜のスクールに通い、週3日テニスをすることになった。

今思うと、明らかにやり過ぎだった。

 

痛みが続くので、ついに、近所の整形外科で診察を受けた。

レントゲンを撮り診察をしてもらったが、骨には異常が無かった。

「加齢で足の筋肉が弱っているところに、急に激しい運動をしたので、ひざに負荷が掛ったからでしょう」と、医師はいう。

加齢という言葉は60歳を過ぎた者にとって、本当にイヤな響きがする。

まだまだ若いと、勘違いしているからだ。

 

運動すると、ひざに負担が掛る。

歳を取ると、軟骨がすり減って起こる変形性膝関節症に罹りやすい。

テレビでも、コンドロイチン、クルコサミン、ヒアルロン酸といった成分の入ったサプリメントのコマーシャルがよく流れている。

関節や軟骨に良いという。

ネットでもひざ関節痛と検索すれば、原因や治療法のページがたくさんヒットする。

 

ひざにヒアルロン酸の注射を打たれた。

週に1本、3週間で3本の注射を続けたが、ひざの調子は良くならなかった。

(実は、後に労災病院でMRICTを撮るのだが、変形性膝関節症ではなかった)

医者から「テニスをしばらく休んだほうが良いでしょう」と言われたが、ひざのサポーターを付けながら、テニスは続けていた。

 

ひざが悪いと、日常生活にも支障が出てくる。

ひざと手首の痛みで、動作が緩慢になってくる。

動くことが億劫になる。

家庭菜園をするにも、ボランティアに行くのも、ハイキングするにも、動作が鈍かった。

 

ついに、9月の下旬、テニスを休むことにした。

左ひざで踏ん張ることが出来ないので、ボールに当てることが難しくなった。

これでは全く楽しくないし、何のためにテニスをしているのか解らなくなった。

 

10月初旬、娘に頼まれて、孫の子守りで宮崎へ行ったのだが、滞在中から左ひざの症状が悪化した。

曲げることも伸ばすことも出来なくなってしまった。

関西空港に帰り着いた時はほとんど右足だけで歩いている状態だった。

ゆっくりと進む私を、他の乗客はさっさと追い抜いていく。

 

テニスを始めたことを後悔していた。

いきなりテニスサークルに入り、真夏のコートで動き回ったことの反動が来たのだ。

挙句の果てにテニススクールに入り、週3日も練習したのだから、無理がたたったのだ。

そんなに、頑張る必要がどこにあったのか。

 

宮崎から帰って、早速近所の整形外科へ行った。

伸ばせない左足を診て、医師は驚き、「ひょっとしたら、半月板を損傷しているかもしれない。ひざの専門医に診てもらったほうが良い」と、労災病院の専門医に紹介状を書いてくれた。

労災病院へ行くと、すぐにMRICTの撮影をしてくれた。

結果、骨には異常は見当たらないということだった。

医師は、「おそらく、サポーターを長く付けていたため、ひざが曲がった状態で固定され、筋肉が固まってしまったのだろう」と言う。

 

そういえば、宮崎に旅行中、ずっとサポーターを付けていた。

起きている時も、寝ている時も、サポーターを付けたままにしていた。

楽だったからなのだが、逆にひざが真っすぐに伸ばせなくなったようだ。

医師は「とにかく、四六時中、くり返してください。必ず、良くなりますから」と言い、ひざのストレッチ体操とマッサージを教えてくれた。
 


 

それから2ヵ月、医師の言うとおりに、体操とマッサージをくり返した。

徐々に、ひざが伸びるようになった。

現在、歩くことには少し不自由だが、以前通り散歩が出来るようになった。

軽いジョギングも出来る。

それでもまだ、凝り固まったような違和感がひざに残っている。

 

今日、2ヵ月ぶりにテニススクールに出かけた。

何とか、プレーが出来るようになったのだが…。

今度は腰が痛くなった。

 

「老年の悲劇は老いているところにはなく、まだ若いと思うところにある。」(イギリスの作家オスカー・ワイルド)

author:金ブン, category:健康, 17:19
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