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ネットに依存

JUGEMテーマ:日記・一般

 

今までホテルや飛行機(LCC)をネットで予約して利用したことはあったが、先日、初めてアマゾンを利用して買い物をした。

姉が運営する楽天ショップのページを作ったりしたことはあったが、自分自身がネットで買い物をすることに馴染めなかった。

いつも、店頭で品物を確かめて、気に入れば現金で買う。

反対に妻は買いたい商品が安く買えると言って、良くネットショッピングをしている。

 

私が買ったのはギターチューナーだ。

最近、テレビ番組やコンサートなどでギタリストたちがギターの先に小さな機械を挟んでいるのを見かける。

近くの楽器店で確かめると、ギターをチューニングするためものだと分かった。

私は最近ギターのチューニングにスマホのアプリを使っていた。

最初使った時、これは便利なものがあるなと感心していたが、上には上があるものだ。

 

 

スマホのアプリは立ち上げるまでに時間が掛かる。

それに比べると、このギターチューナーはギターの振動で音を感知できるので、取り付けている画面の針を確認するだけでチューニングが完了する。

世の中は知らない間にどんどん便利になっていく。

 

使い方をネットで調べていると、楽器店より安い商品がたくさん出てくる。

さっそく注文してみた。

コンビニで支払い、コンビニで受け取る方法にした。

コンビニの機械で受付の番号を入力して、レジで代金を支払う。

数日後に、商品がコンビニに配達された旨のメールが届き、取りに行った。

商品はマッチ箱程度の大きさだが、かなりデカい箱に入っていた。

(経費削減のため、段ボール箱の種類を減らしているからだとか)

 

 

アマゾンとのやりとりはすべてメールを通じて行う。

逐一メールが届くので、安心だ。

ネットショッピングで初めて買い物をして、その使い勝手の良さに満足した。

欲しい製品が決まっているなら、安く買えるし、販売元の信頼度も評価によって知ることが出来る。

 

昨今インターネットの普及で、便利でお得なものがいっぱい現れている。

4Gから5Gの時代に移行すると、データの通信量が増えてもっと利用の幅が広がって来るそうだ。
(5GのGとはGenerationのGで、4Gより通信速度が20倍速くなるとか)

 

秋からの消費税増税を機会に、政府は現金決済からカードやスマホ決済を推進しようとしている。

企業でも店舗でのスマホ決済を進めているし、コンビニでは人材不足に対応するため、無人店舗まで登場する時代になっている。

インターネットやAIを使わないと、なんか社会から取り残されそうだ。

 

最近パソコンを教えていると、スマホの使い方について聞かれることが多くなった。

それで、私も使っていなかったスマホでの決済を積極的にすることにした。

 

スマホに詳しい知人によると、各社が導入し始めた今が得なのだという。

早速、ペイペイのアプリをダウンロードしてみると、それだけで500円が入金されている。

銀行からチャージする手続きをして、コンビニで使ってみたが、使うたびに代金が値引きされているのだ。

 

それではLINEペイも試みてみようと、セブンイレブンに置いてあるセブン銀行のATMで千円チャージしてみた。

これも簡単で、1分も経たない内に、スマホのLINEに千円が入金されている。

 

私はスマホにいろんなアプリが入れている。

以前は楽天ポイント、Tポイント、ポンタなどのポイントが付くカードを財布に入れていたが、最近はカードが増えたので、出来るだけスマホのアプリでポイントを集めるようになった。

 

いろいろと便利なことは理解できるが、過度にスマホの依存度が高くなるとちょっと不安な気持ちがよぎる。

スマホを無くす不安だ。

歳のせいで、置き忘れることが多いのだ。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:26
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運転すること

JUGEMテーマ:ニュース

 

先日、50ccのバイクで右折しようと車線変更したら、後ろから来た乗用車にクラクションを連打された。

後ろの乗用車はかなり離れていたように見えたが、スピードを出していたようですぐ接近してきた。

それほど無理な車線変更ではなかったのに、クラクションを連打したのだ。

衝突するようなこともなく、私は右折し、乗用車はまっすぐ通り過ぎて行った。

私の耳にはクラクションの警笛が残り、しばらく気分が重たかった。

 

最近、自家用車の運転はほとんど妻に任せている。

私の妻は、日ごろは穏やかな性格の人間だ。

激怒したり、声を荒げたりすることは全くない。

その妻でさえ、ハンドルを握っている時、モタモタ運転やスマホしながらの自転車が進路の妨げになると小言を呟いたりする。

 

ハンドルを握ると、一様に人格が変わる。

ちょっと進路の妨げになるだけで、イラつくことがある。

特に、歩行者や自転車、また自分より小さい車に対して、優位性を感じたりする。

 

シルバーのアルバイトで、パンフレット配布の手伝いを頼まれた。

車で、役所のアンケート用紙を地区の世話人宅へ配達する仕事だ。

最近運転する機会がほとんどなかったので、運転の勘を取り戻すため練習を試みた。

すぐに慣れたのだが、バックでの車庫入れには戸惑った。

感覚がなかなか戻らない。

 

最近運転を止めていたのは訳がある。

車庫入れをしていた時、一瞬ではあるがアクセルとブレーキを踏み間違ったからだ。

まさか自分がと思ったが、瞬間、気持ちに隙が出来るのだ。

加えて、私は<慌て症>の傾向でもある。

 

それ以来、極力運転を避けた。

幸い、妻は運転が好きだし、おまけに妻は私の運転に車酔いすることが多くなったからでもある。

 

連日、高齢者の運転死亡事故が報じられている。

他人事ではない気持ちにさせられる。

滋賀県での幼稚園児死亡事故では、50歳代の主婦が逮捕されている。

被害者も加害者も突然平穏な日常生活が壊される。

加害者は逮捕され法廷に立つことになるのだ。

 

以前、交通死亡事故の裁判を傍聴した時、被害者家族の前で土下座をしていた夫婦を見た。

中国自動車道を走っていたトラック運転手が路肩でパンク修理をしていた車に衝突して、ひとりを轢き殺してしまった。

トラック運転手は一瞬よそ見をしてしまったのだ。

法廷の入口前で、加害者であるトラック運転手とその妻が被害者の家族たちに土下座して詫びている姿が印象的だった。

ハンドルを握るすべての人は突然加害者になる可能性がある。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:29
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放送事故

JUGEMテーマ:日記・一般

 

先週金曜日、夕方の報道番組を見ていた。

 

二人の芸人が商店街を散歩しながら、町の人に悩んでいることを聞いて歩く内容だった。

そこへ、犬の散歩をしている人が現れる。

飲み屋にいるひとりのオバサンが、その犬を連れている人が女か男か、判らないから確かめてほしいと、芸人たちに頼んだ。

番組コーナーのネタが少ないようで、芸人たちはオバサンのその<悩み>に食いついた。

確かに映像で見ているかぎり、犬を連れている人は男女の区別が判らない。

芸人たちは近づいて、名前を聞く。

その人は苗字だけを答えるので、芸人はさらに名前を訊こうとする。

すると、男性の名前を告げる。

 

芸人たちは飲み屋のオバサンに、男の人だったと伝える。

ここで終われば、そんなに炎上することはなかったと思うのだが…。

オバサンが信用しない様子なので、さらに、芸人たちはその人が持っている保険証の名前を確かめたり、挙句の果ては胸の膨らみを確かめたりしていた。

 

胸を触っているのを見ると、さすがにやり過ぎではないかと感じたが、本人の顔がテレビカメラに映しだされているので、了解を得ているだろうからまぁ良いかと、思っていた。

 

ところが、このコーナーが終わって、スタジオに画面が移ると、レギュラーのコメンテーター Y氏がすごい剣幕で怒りだした。

「本人が了解しているとしても、こんなことを放送すること自体が人権意識に反する」と。

(放送内容についてはネットで検索するとたくさん動画が出てくる)

 

生放送で、コメンテーターが本気で怒る姿を見るのは珍しいことだ。

正直なところ、最近取り上げられているLTGBの問題を、私は良く理解しているわけではない。

セクシャルマイノリティに対しての人権意識を、深く考えたこともない。

私とは関係のない別世界の話だと感じていた。

 

コメンテーターの怒る声に、テレビの前の自分が怒られているような気持ちになった。

 

(ネットに出てくるのだが、)男女の別を調べられた当人は放送されたことが度を越しているとは感じてないようで、世間がこんな騒ぎになっていることに困惑しているようだ。

しかし、本人が了解していていようがいまいが、公共の電波に乗せる内容としては余りにも思慮に欠ける、お粗末なものだったように思う。

テレビの向こうには肉体は男なのに心は女だとか、その逆とか、生まれながらその乖離に苦しんでいる人たちがいるわけだし…。

 

今週、番組では放送局の報道部長やキャストたちが視聴者に対して、お詫びする放送をしていた。

あの放送内容をコメンテーターが何も言わずに素通りして、漫然と放送が続いてしまうほうが怖いような気になる。

こういうご意見番はいつの時代にも必要なことだ。

アフタヌーンショーの桂小金治を思い出した。

 

ネットで話題が沸騰し、人権意識に関していろんな意見が交わされるのは健全な社会だと思う。

 

番組のコーナーが中止になり、ふたりの芸人たち(私の好きな芸人)が仕事をひとつ失ってしまったのは気の毒な気もするが…。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:30
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少子化と人口問題

JUGEMテーマ:ニュース

「令和」が始まり新しい時代はどんな現実が待っているのか、テレビや新聞は特集を組み、世間は期待や不安に包まれているようだ。

 

先月、情報番組の「ガイヤの夜明け」で、ユニクロの柳井氏がこんなことを言っていた。

<地球は臨界点に達してとんでもないことが起きるかもしれない、ことをみんな薄々感じている。

ある日、ガラッと変わる。変わるんですよ。それはもうすぐやって来ると思う。>

 

平成は大きな自然災害を経験した時代だった。

もちろん、元号が変わったからといって、地震や台風がやってこないということはない。

むしろ、われわれはもっと酷いことを経験することになるかもしれない。

トップ企業のリーダーの警告は、現実味があって不気味だ。

 

 

これは世界人口の推移表だが、現在世界人口は76億人で、30年後には100億人近くまで増加するという。

 

マルサスの人口論では、<人口は制限されなければ幾何級数的に増加するが、生活資源は算術級数的にしか増加しないので、生活資源は必ず不足する>らしい。

人口は「かけ算」で増えるけど、食料は「足し算」でしか増えないというようなところ。

 

急カーブで増加するグラフを見ると、未来は大丈夫なのかと思ってしまう。

 

と言いながらも、日本では人口が減少し続けているので、子どもを増やす政策を考えている。

 

先月、NHKスペシャルで、<超未婚社会>の問題解決をAIに聞く番組を放送していた。

内容は少子化をどう防いで、人口減少を食い止めるかの方法に集中していた。

 

番組の終わりのところで、マツコ・デラックスがこんな疑問を投げかけていた。

 

<みんなが結婚して子供をたくさん産んで、少子化を止めることがこの国は正解なのかという。

たとえば、人口が5千万に減って、数十年後に日本がコンパクトな小さな国になってるのじゃダメなのかなと思う。

そこまで進む過程では少子高齢化があって、苦しい時代があるわけじゃない、でも、1億3千万の人口をキープするもとでの政策は大丈夫なの。>

 

まさに、私がずっと思っていた疑問だった。

 

先進諸国で、ドイツは約8千万人、イギリス・フランス・イタリヤは約6千万人台だし、フィンランドやノルウェーは約5百万人程度だ。

経済的な格差はあっても、これら先進国は日本よりはるかに少ない人口の中で国民は暮らしている。

 

このマツコの疑問の後、こんなやりとりになった。

 

アナウンサーが<政治家は衰退する仮定で、ものが語れない。子どもはたくさんいます、活気があります、元気がありますという明るい未来をという方向へ政策誘導するしかないのです>と応え、対してマツコは<そんなこと言ってる状況じゃない。ある程度の衰退ははっきり見えているじゃない。高度成長時代の理論でやっていく時代じゃない。>と。

 

30年後にはもう生きていないと口先でつぶやいても、子孫が出来てその笑顔を見てると、そんな無責任なことも言ってられない気分になる。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:58
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私の平成

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1989年1月7日の夕刊を、妻が保存していた。

 

 

「平成」が始まった日である。

私は36歳だった。

この年の11月に、息子が生まれた。

6年後の1995年(平成7年)、阪神・淡路大震災が発生し、自宅が半壊し建て直した。

その頃、バブル景気が崩壊し、低成長時代に入った。

そして、1999年(平成11年)、私が勤めていた会社は債務超過に陥り、社員全員を解雇して再雇用するというリストラに踏み切った。

 

(当時の大阪新聞の記事)

 

私は退職金を受け取り、再雇用された。

ところが、リストラしたにも関わらず本業である旅行業は業績を上げることが出来ず、親会社は会社を旅行部門と広告部門とに分割し、旅行部門を大手旅行会社に売却した。

旅行業以外の部署は親会社に組み込まれ、私が所属する広告代理店部門も親会社のグループ会社として、再出発することになった。

再出発と同時に、私は京都営業所に転勤になった。

その翌年の2004年(平成16年)、中学3年生に成長していた息子の身体に悪性腫瘍が見つかり、阪大病院に入院した。

約1年間の闘病生活を経て、息子は9月に亡くなった。

その後、約6年間の京都営業所での勤務を終えて、2009年(平成21年)本社に転勤になった。

本社で6年勤務して、2015年(平成27年)6月、62歳で退職した。

そして、今年、66歳になった。

 

昭和から平成に変わった36歳のころ、毎日御堂筋線のすし詰め状態の地下鉄に乗って通勤していた。

いつまでこんな平凡で退屈な日々が続くのだろうと、思う毎日だった。

もうすぐ終わる平成を振り返ると、なかなか変化に富んだ時代だった。

大病することなく健康だったので、何とか乗り切ってこられたと思う。

 

さだまさしが歌う「主人公」に、こんな歌詞がある。

 

♪時を遡る切符があれば、欲しくなる時がある。

あそこの別れ道で選びなおせるならって。

もちろん、今の私を悲しむつもりはない。

確かに自分で選んだ以上精一杯生きる。

 

自分の人生の中では誰もがみな主人公

私の人生の中では、私が主人公だと♪

 

平成の時代、自分なりに頑張って生きてきたと思う。

平成の流行語大賞で表現するなら、

「自分で自分をほめたい」

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:55
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「令」と石碑

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ボランティアの会のホームページで、先月から「文学碑巡り」のコンテンツを作成してアップした。

 

伊丹市内には文学碑の60基以上ある。

和歌、俳句、漢詩、詩歌、日記など、歴史上の著名な人物の作品が刻まれている。

藤原定家、和泉式部、鴨長明、井原西鶴、西行法師、頼山陽、若山牧水、高浜虚子、斉藤茂吉、梶井基次郎などなど。

どの石碑も、伊丹の風景、伊丹での体験などを歌や言葉に残して綴っている。

(ホームページでは現在、まだ6基しか紹介していない)

 

今週、平成の次の年号が「令和」と発表された。

「令」の文字の出典は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花の歌」からという。

 

ミーハーの私は、文学碑の中に「令」の文字が使われていないか、探してみた。
すると、一文字だけあったのだ。

それは、同じ「万葉集」から引用した歌で、作者は奈良時代前期の歌人「高市連黒人」だった。

 

さっそく、紹介のページを作成して、アップした。

http://bunkazai.hustle.ne.jp/bungakuhi/1-10/bungaku5.html

 

猪名野とは、今の伊丹市から尼崎市にかけての猪名川沿いの地域。

古来からの景勝地で、たくさんの歌人がこの地の風景を歌っている。

石碑の歌の多くに、この猪名野が歌われている。

 

ただ、この石碑で使われている<令>は風流な表現として使われているものではないようだが。

この石碑の場所は昆陽池公園内で、昆虫館の近くに設置されている。

 

昭和から平成に変わる時、元号より西暦を使った方が合理的ではないかと思ったものだ。

だが、最近文化財のボランティアで歴史に触れる機会が増えるに従い、その考えは無くなってきた。

「応仁の乱」、「観応の擾乱」、「承久の乱」など、歴史上の出来事には元号が付きものだ。

元号が醸し出す<時代の空気>は、日本人だけが味わえるものなのだと感じてくる。

これも、長く日本に住んで、歳を重ねているからだろう。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:48
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領土問題

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テレビで、国会本会議の様子が放送されている。

なかなか議論が面白いので一度観だすと、止められない。

主には勤労統計調査の問題が取り上げられているが、アメリカ対北朝鮮やロシアとの北方領土交渉なども時折質問に登場する。

 

北方領土返還交渉はこれから前へ進むのだろうか。

報道を聞いていても、ロシア側に返還する意思があるように思えない。

2島先行返還するといっても、すでにロシア人の住民がいるわけだし…。

 

高校生の時(50年前)、ひとりの生徒が学生集会で言った言葉が印象に残っている。

1970年代で、沖縄がまだアメリカから返還されていない時代だ。

 

左翼系の英語教師が「沖縄や北方領土は日本の領土であるから、一刻も早く返還されなければならない」と、世評に乗った発言をした時だった。

ひとりの生徒が手を上げて、質問した。

「国の領土は昔からの戦争によって、線引きされていると思うのですが。もし領土を取り返したいなら、戦争という手段でしか無理なんじゃないですか」

その発言で、場の空気は凍りついた。

世間の空気は沖縄返還の実現に向けて、盛り上がっていた時期だったから。

その発言は極端ではあるが、「本当に返還されるのか」と疑心暗鬼に感じている人にとっては的を射た意見に思えた。

 

沖縄は1975年佐藤内閣の時代に返還された。

それはアメリカの基地を残されたままの返還で、アメリカにとってもメリットがあった。

「思いやり予算」という防衛省予算で、在日米軍の駐留経費を日本が負担しているからだ。

でも、戦争で失った領地が返還されたことは世界でも珍しいようだ。

 

北方領土は歴史的に見ても、古来から日本の領地という。

太平洋戦争の終戦が迫った1945年の8月に、戦勝国が結んだヤルタ協定に基づいてソ連が対日参戦した結果、日本は千島列島と北方四島を失った。

 

大学生の時、北海道の牧場でアルバイトした後、知床を旅した。

羅臼町の港に立つと「国後島」がほんの近くに見えた。
本州の中ほどに住んでいると国境を意識することがないが、その時は目の前に他国の領土を見て、何故か不安な気持ちになったのを思い出す。

 

ソビエト連邦が崩壊しロシアの大統領が入れ替わるたびに、日本は北方領土問題を持ち出して、交渉していたが、一向に解決の糸口を見つけることが出来ない。

一時、「北方領土を返せ!」という懸垂幕を付けた右翼の街宣車が、大音響の軍艦マーチを鳴らして街頭を走っていたが、最近ほとんど見ることが無くなった。

 

15年前、京都営業所に赴任したばかりのころ、右翼とおぼしき人物から所長の私あてに電話が掛かってきた。

要件は本を買ってほしいということだった。

会社ではそういう類のものを買っていないと断ると、「そしたら、所長さん、あんたが買ってくれんか」という。

「どんな本なんですか?」と訊くと、「北方領土の本じゃ」と答える。

私は「いくらなんですか?」と、余計なことを訊いてしまう。

「5万円だけど、所長さんには3万円にしとく」と言った(と記憶している)。

とんでもない値段に、私は慌てて「要りません」と応えた。

すると、男は「あんた、北方領土を取り戻したいと思わないのか」と、強く調子で言う。

私は「いやいや、本は要りませんから」とくり返して、半ば強引に受話器を置いた。

相手が事務所に押し掛けて来ないか心配だったが、案ずることもなく、その後電話は掛ってこなかった。

 

国会ではもっぱら国内の問題が議論されている。

差し迫った外交問題もなく、幾分平和な印象だ。

深刻な領土紛争が起こって、国会がその対応に追われるような事態にならないことを祈るばかりだ。

author:金ブン, category:社会ネタ, 10:00
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インスタントラーメン

JUGEMテーマ:日記・一般

 

私が中学生のころ(約50年前)、家の近くにインスタントラーメンの工場が出来た。

塾への通り道にあり、その前を歩くといつもラーメンを揚げる香ばしい匂いが漂っていた。

チキンラーメンが世に広まってしばらくした頃で、それに追随するように次々といろんなラーメンが発売された。

その工場もその一つで、「浜田ラーメン」というわが町の町名が付いていたのを覚えている。

 

その頃、私は毎日のようにチキンラーメンの入った丼に熱湯を注いで、食べ盛りの胃袋を満たしていた。

実家がパン屋だったが、おやつには菓子パンよりもインスタントラーメンを食べていた記憶がある。

それほど、インスタントラーメンは日常の食生活に浸透していった。

 

昨年10月から始まったNHKの連続テレビ小説は「インスタントラーメン」を生み出した、安藤百福夫妻の物語だ。

NHKの連続テレビ小説を観るのは「おはなはん」(1966年)以来だ。

これまで「おしん」や「あまちゃん」など、世間の話題を集めた番組はあったが、観る機会がなかった。

今回の「まんぷく」は主演福子役が安藤サクラで、ナレーションが芦田愛菜ちゃんだったこともあり、始まった当初から観始めた。

番組を観ていると、安藤サクラのお母さん役松坂慶子の存在がすごく良い雰囲気を作っている。

松坂慶子といえば、「蒲田行進曲」という映画に主演していて、パンチラで廊下の雑巾掛けをしていたシーンが頭にこびりついている。

アイドル的な人気女優だったが、今では喜劇役者のようだ。

 

というわけで、毎日15分と短い放送時間を録画して、寝る前に観ることが習慣になってしまった。

 

池田信用組合の理事長を退職した、主人公の立花萬平が苦労の末インスタントラーメンを完成し、売り出す。

当初はなかなか売れなかったが、テレビのコマーシャルをきっかけに爆発的に売れ出す。

順風満帆と思われた物語だが、たくさんの類似商品が売り出される。

今週は類似商品の宣伝ポスターに、福子の写真が使われていることが判明することで終わっていた。

 

モデルの安藤百福・仁子夫妻が住んでいた池田市には、「カップヌードルミュージアム」がある。

先日、バイクを転がして、覗いてみた。

自宅からバイクで30分程度、阪急電車池田駅前にある。

 

   

 

この放送の影響でにぎわっているのだろうと覚悟していたが、やはり平日にも関わらず混雑していた。

付近は駐車場に入るのを待つ車列ができ、地図を持った観光客がたむろしていた。

館内では小学生の団体が「チキンラーメンファクトリー」で手作り体験をしていたし、外人の観光客がオリジナル「カップヌードル」を作っていた。

余談だが、安藤百福が私と同じ大学に在籍していて、のちに名誉博士の称号を得ていることを知った。

 

 

放送は3月までなので、この後カップヌードルの誕生から世界的に有名になる苦労話が語られるのだろう。

当分、インスタントラーメンを食べたい気分が続きそうだ。

 

 

author:金ブン, category:社会ネタ, 10:00
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教師はつらいよ

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今週、小学6年生が父親からのDVで死亡した事件が連日報道されている。

ニュースでこの事件が伝えられて、注目されたのがアンケートを巡っての学校関係者の対応だった。

学校がいじめに関するアンケートを実施し、被害者の小学6年生の女児はそのアンケートに父親から暴力を受けていることを訴えていた。

児童相談所を始め、学校や教育委員会で対応し、女児の保護に努めたが、結局少女の命を救うことが出来なかった。

 

その対応の中で、父親からの恫喝に屈して、アンケートの内容を父親に開示してしまったことに批判が集まっていた。

連日テレビのワイドショーではアンケートを開示した教育委員会の対応の悪さに、批判の矛先が集中していた。

確かに、不手際な対応への反省は今後のDV事件に向き合うための参考になるだろうが…。

 

家庭内の問題に、学校関係者が踏み込むのはなかなか難しい。

この事件でも、教師や児童相談書の職員、教育委員会担当者が女児からの訴えに何とかしなければと、気を揉んでいたに違いない。

お腹を痛めて産んだ母親もいるし、祖母や祖父もいる。

まさか、父親がわが子を殺してしまうとは考えもしなかっただろう。

 

元凶は明らかに、この鬼畜のようなDVおやじだ。

この父親は近所や勤務先では評判が良かったという。

外面が良かったと聞くと、余計に腹立たしい。

どうして、妻や子供にDVを繰り返したのか、その経緯やおやじの精神構造を知りたいもんだ。

 

学校内ではいじめの問題が止まらない。

いじめを理由に自殺するケースが後を絶たない。

その都度、教師の対応がやり玉に挙がっている。

 

息子の友達で、小学生の教師になっている子がいる。

昨年息子の命日に、お参りに来てくれた。

憧れて教師になったそうだが、重労働に疲れている様子だった。

 

労働基準法に定める法定労働時間は「週40時間」だが、教師の場合「週60時間以上の勤務」は当たり前だとか。

厚労省が過労死ラインとするのが「月80時間以上の時間外勤務」だというが、それを軽く超えているという。

悲しいかな、それらはすべてサービス残業で、時間外勤務や休日勤務の手当は支給されていない。

時間外労働については「原則として時間外勤務を命じないものとする」となっているからだ。

 

息子の友達は同じ教師と結婚しひとり子どもが出来たが、最近離婚してしまった。

 

いじめ問題を取り上げている際、ワイドショーのコメンテーターが「教師は聖職だ」と言ったりするが、教師も家庭を持ち給料で生活している労働者なのだ。

 

最近「友達幻想」を読んだ。

ある番組で、お笑い芸人で芥川賞作家のピース・又吉直樹が紹介して、最近話題になった本だ。

社会学専門の著者が中高生に向けた実用的社会学の本として、10年前に出版された。

学校では友達と当たり前のように仲良くできて、自分をすべて受け入れてくれるという幻想を抱くべきではなく、友達は怖い存在にもなるし、脅威を感じる存在にもなる。

学校とはそんな「苦味」を教えるところだという。

 

教師にしても、生徒の記憶に残るような先生をめざすことは必ずしも必要ない。

金八先生のような熱血漢のある教師が生徒たちから信頼を得るというのはドラマのお話で、<真剣にぶつかれば心を開いてくれる、というのはすごくラッキーなこと>なのだ。

 

頻発するいじめ事件、攻撃的なモンスターペアレンツ、部活でのパワハラ・セクハラ問題…。

昨今、学校教育に関わる職業は大変だ。

直面する教師は尚つらい。

学生の時、教員免許を取ろうと考えたこともあったが、とても私のような気弱な人間には務まらなかっただろう。

 

DVやいじめは連鎖するという。

やられた人間は標的を探して、その行為を繰り返す。

今も至る所で起こっていんだろうなぁと思うと、殺伐とした気分になる。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:55
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混沌とした時代

JUGEMテーマ:日記・一般

 

元旦、神戸市営の地下駐車場に車を駐車させた。

サンチカへの階段を上がろうとしたとき、階段の隅で座っている女性が目に入った。

荷物を詰め込んだ紙ぶくろをふたつ、足元に置いている。

行くあてのない浮浪者のようだった。

俯いているので顔は見えなかったが、肩まで伸びたバサバサの髪から中年の女性のような感じだった。

女性の手に握られている、食パンの切れ端が何とも痛々しかった。

 

サンチカを抜けて生田神社に近づくと、初詣の参拝者が徐々に増えてくる。

元旦から営業している居酒屋やカラオケの店員が、道をふさぐように客引きをしている。

左右の歩道には屋台が煌々と明かりを灯して、参拝者が立ち食いしながら歩いている。

鳥居横のミニカステラの店では、いつもの長い行列が出来ていた。

どこを見ても、平和な光景に満ちていた。

 

鳥居をくぐると、境内には参拝者であふれている。

本殿まで進み、賽銭箱に小銭を投げて、会ったこともない神様にお願いする。

柏手を打ち目を閉じると、女性が持っていた食パンの切れ端が思い出された。

 

参拝を終え駐車場に戻った時には、階段に女性の姿はなかった。

 

元旦の未明から放送していた「朝まで生テレビ」で、論客たちの議論を聞いていた。

少子高齢化、沖縄の基地問題、近隣諸国からの防衛、原発、格差問題、…。

昭和が残した様々な問題は、平成の時代でどれだけ解決されたのだろうか。

論客たちが意見を言い合う。

期待を抱いていた平成では、ほどんど解決されず、停滞が続いている。

 

平成の次にやってくる時代はそれらをどこまで解決できるのだろうか。

番組の議論は堂々巡りになり、年老いた司会者は過去の体験談をさも自慢そうに話し、議論をまとめることができない。

自分の意見だけを言い合う井戸端会議のような番組だった。

番組アンケートの「新しい時代の日本は良くなると思うか?」の質問に、思わないと答えた人が66%だった。

 

今週、「徳川がつくった先進国日本」(磯田道史)を読んだ。

徳川家康がつくった江戸幕府は明治維新まで260年間続いた。

そんな長い期間、平和な社会が続いたことは世界の歴史でもまれなことだという。

 

いかに平和を維持することが出来たのかを、著者は時代のターニングポイントに焦点を当てて、掘り下げていく。

その間、内乱(島原の乱)あり、大地震(宝永大地震)あり、飢饉(天明の飢饉)あり、はたまた外圧(ロシア)にさらされながら、幕府は危機に立ち向かっていく。

それらの出来事は、今の社会に似ている。

 

島原の乱から「生類憐れみの令」にかけて、社会が戦乱から平和へと転換し、大地震や飢饉で農民社会が破たんしていくと、幕府や藩は民生重視の政策に転換させていく。

「徳川の平和」は、その根底に「生命重視」という価値基準を据えることによって実現したもので、今を生きる私たちにとって、その叡智は大いに学ぶべきものがあると著者は書いている。

 

年頭から悲観的で小難しい話になったが、こんな時はブルーハーツを聴くのが気分転換になる。

 

 

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:53
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