RSS | ATOM | SEARCH
ガンで死ぬか、ボケて死ぬか

JUGEMテーマ:家庭

 

亡くなった母には7人の兄弟姉妹がいる。

長女、次女、長男、次男、三男、三女、四男の7人だ。

昭和の初めは「生めや、増やせや」の時代だった。

母は次女で、2番目に生まれた。

長女は14年前に亡くなり、母は8年前に亡くなっている。

 

先週、長男Fさん(92歳)と長男の嫁Yさん(87歳)、そして、次男Iさん(89歳)がガンで入院していると聞いた。

私が幼いころ、大変世話になった人たちだ。

FさんとYさんの夫婦は丹波の同じ病院に、Iさんは尼崎の病院に入院している。

尼崎に住む叔母(三女)のTさんと連絡を取り、3人の見舞いに行くことになった。

 

14日金曜日、次男のIさんを見舞いに行った。

一人部屋に入っていた次男はかなり衰弱していた。

わずかに話すことが出来たが、か細い声だった。

昔大工をしていて元気な人だったが、20年前に大腸がんになり人工弁を付けている。

それでも手術して寛解し、今まで生きてきた。

先日家族は医者から、持って2ヵ月くらいだろうと寿命を告げられている。

「気分はどう?」と私が訊くと、「もうアカン。いろいろ世話になったな」と、私の手を両手で握った。

 

その後Tさんと、17日の祝日に丹波の病院に入院しているFさんとYさんの夫婦を見舞いに行こうと打ち合わせをしていた。

ところがその日、突然Yさんが亡くなったとの連絡が入った。

葬式は16日に丹波の葬儀場で行われるという。

9月16日は息子の命日で、この日は家族として1年で一番大事な日なのだ。

お坊さんがお参りに来るだけでなく、亡くなって14年にもなるのに、未だにバスケットの友達たちが連れだってお参りに来てくれる。

 

93歳の父親が私に、葬式に出席してくれというので、息子の法事は妻に任せて、私はTさんを乗せて車で丹波へ向かった。

葬式には東京や横浜に住んでいる親戚関係の人たちも出席していた。

久しぶりに会う人たちだ。

 

式が終了し車で斎場へ向かう時、助手席に座っていたTさんの携帯電話が鳴った。

なんと、次男のIさんが急に亡くなったとの連絡だった。

2日前に見舞ったばかりなのに…。

 

慌てて丹波から戻り、Iさんの自宅へ向かった。

家にはIさんの奥さんが居た。

寿命が2ヵ月と告げられ覚悟はできていたとはいえ、突然の死でかなりショックを受けられていた様子だった。
私は翌日の通夜に参列し、17日の葬儀に出席した。

ここでも、2日前丹波の葬儀に参列していた親戚の人たちに再会した。

私は連日喪服を着ることになった。

 

この16日・17日は、俳優の樹木 希林や山本“KID”徳郁がガンで亡くなったことが報道されていた。

叔母のYさん、叔父のIさんもガンで亡くなった。

ふたりに一人はガンで亡くなる時代とか言われているのだが…。

 

通夜や葬儀で久しぶりに会った親戚たちの話はもっぱら認知症に罹っている身内のことだった。

それぞれ、寝たきりの夫や実父、徘徊する義母の介護で悩んでいた。

私の母も認知症で寝たきりになり、7年間老人ホームで暮らした。

世話する側もツライが、意志を表すことが出来ないで世話される側もツライのだ。

これも、家族を襲う深刻な問題である。

 

<君、ガンで苦しんで死ぬか、それとも認知症で寝たきりになって天寿を全うするか>

もし、神様に訊かれたら、どちらを選ぶだろうか。

 

93歳の父親はいつも言う。

「コロッとと、逝きたい」

 

願わくば、私もそうありたい。

 

author:金ブン, category:家庭の話題, 09:57
comments(0), trackbacks(0), - -
雨が続く日には

JUGEMテーマ:日記・一般

 

暑い日の後は台風や地震、そして秋雨前線が停滞。

また雨かと、空を見上げる。

<1年を通じて、断然雨の日より晴れの日が多い>

そう考えるのはポジティブ思考の人だ。

だが、ネガティブ思考の私は、来週また台風がやって来るかもしれんなと考えてしまう。

 

確かに、大坂が全米テニスに優勝したのはひと時の清涼剤だった。

だが、ネガティブ思考の私にはこの話題も後悔の念をもたらす。

退職して始めたテニスで足を悪くしたからだ。

3年経った今も膝や股関節に痛みを感じている私は、テニスのプレーを見るたびに、「テニスなんて、やらんかったら良かったのに」と思ってしまう。

 

そんな暗い気持ちばかりでは、人生が面白くない。

なんか、笑わしてくれるような話は無いものか。

そう思って、youtubeで「すべらない話」を聞いていたのだが、それも<すべる話>ばかり。

仲間内で大笑いしているが、全く、笑えないものばかりだった。

ところが、ひとつだけ大笑いした。

 

ナイツの塙の話だ。

 

 

話の組み立てが非常に上手いし、笑わせるコツを良く分かっている。

 

それで、私は<インターネットのヤホーで、ナイツの塙のことを調べてきました>。

 

1978年3月千葉県の我孫子で生まれ、佐賀県佐賀市で育った。

龍谷高校から創価大学を卒業している。

3人兄弟の三男で、実兄に芸人のはなわがいる。

芸人のはなわは最近「お義父さん」という歌がヒットし注目をあびた。

大学の落語研究会で知り合った土屋と卒業後に漫才コンビ「ナイツ」を結成し、漫才師の内海桂子に師事した。

その後、ナイツとして、漫才新人大賞や文化庁芸術祭優秀賞などの受賞歴がある。

漫才のネタは趣向を凝らしたものが多く、様々な題材に挑戦している。

2007年に漫才協会の理事になり、2015年に副会長に就任。

相撲好き・野球好きで、熱烈な巨人ファンである。

 

塙のボケに、土屋のツッコムが実に絶妙。

最近、私はナイツの漫才をほとんど聞いた。

以前「野球の話」を紹介したが、これは前半のネタふりに絶妙のオチを付けているところが面白かった。

それ以外にも、趣向の違った漫才を次々と披露している。

台本はすべて塙が書いているという。

 

土屋が歌って、それに塙が歌詞につっこむという漫才がある。

 

 

熟女ずきだよ!

この切り返しには笑ってしまった。

 

とにかく、気持ちが後ろ向きになっている時は、バカげたことで笑うのが一番だ。

author:金ブン, category:日常の出来事, 09:26
comments(0), trackbacks(0), - -
深夜の医療センターで

JUGEMテーマ:日記・一般

 

アメリカテキサス州でのこと。

女が時速160キロで警官とカーチェイスを繰り広げる映像を見た。

追い詰められた女は赤ちゃんが眠るゆりかごを持って、逃げる。

 

 

世の中にはとんでもない女がいるものだ。

どんな境遇に置かれると、このような行動を引き起こすのだろう。

女の行く末より、この女に育てられる赤ちゃんの将来が気にかかるのだ。

 

先日の夜中、義母が体調を悪くした。

午前1時すぎ妻に電話があり、嘔吐とめまいがするという。

救急車はイヤだというので、妻が車で救急センターへ連れていくことになった。

私も同行した。

 

午前2時ごろ、総合医療センターに着いた。

深夜で真っ暗なビルの1階に、救急の入口を示す看板が赤く輝いていた。

予め電話していたので、受付で手続きをすると、すぐに医師が診察してくれた。

義母が診察してもらっている間、私は受付前の長椅子に座っていた。

 

子供を連れた母親やサラリーマン風の男性が受付に現れて、診察を待っていた。

突然そこへ、茶髪のヤンキー女が現れた。

Tシャツにパジャマの長ズボン姿で、大きめのゴム草履を履いていた。

左目を押さえながら、「目が痛いねん。診て」と受付で荒っぽく言う。

受付の女性は「いつから」「どんなふうに」「持病は」とか、丁寧に訊く。

女は邪魔くさそうに、それぞれの質問に答える。

受付の女性は冷静に、優しく応対している。

女のぞんざいな態度に、当事者でもない私はいら立ちを感じた。

 

「な、ティッシュちょうだい」と、ヤンキー女が言うと、受付の女性がティッシュの箱を受付のテーブルに置いた。
女は数枚ティッシュを取って椅子に座り、目を拭いていた。

すると、使ったティッシュを受付のテーブルに投げるように置いて、ぶらりと部屋を出ていった。

くしゃくしゃになったティッシュの白さがやけに目に付いた。

 

しばらくして、再びヤンキー女が現れた。

「まだか」と受付の女性に言いながら、部屋をウロウロと歩きだす。

「こら、じっとしとらんかい」と言いたいところだが、部屋の外でコワイおじさんが待機していそうなので、止めた。

順番が来て、診察室に入った女はすぐに出てきた。

眼帯をすることもなく、受付の前を通り抜け、部屋を出て行ってしまった。

受付で診察料を清算する様子も無かった。

不思議なのだが、受付の女性はヤンキー女を呼び止めることもしなかった。

妻が病院に連絡した時、<救急医療は保険が適用されないので初診料として5千円が必要>と云われていたのだが…。

 

義母の検査と診察が終わった。

重篤な病気でもなさそうで、夏の疲れか、熱中症ではないかという診断だった。

 

午前3時すぎ、真っ暗な駐車場から車を出して、帰途についた。

病院を出てすぐの交差点で、信号が変わるのを待っていた。

眠い目をこすりながら車窓から外を見ていると、ヤンキー女が舗装された歩道にいた。

薄暗い中を、ひとりふらふらと歩いていた。

それは風に飛ばされた小枝のように見えた。

 

この女はどんな家庭環境で育ったんやろ。

 

♪やるせない 夜の街 ため息に うるむ灯♪

 

この時なぜか、加山雄三が歌っていた「君が好きだから」を思い出して、口ずさんだ。

<やるせない>という言葉を、初めて知った曲だった。

author:金ブン, category:日常の出来事, 09:52
comments(0), trackbacks(0), - -
まともな国か

JUGEMテーマ:ニュース

 

総務で働いていた頃、障害者雇用率の制度が話題にのぼった

民間企業では、従業員の数に対して障害者を雇用しなければならない割合が決められていた。

従業員が50人以上になると、障害者を1名雇用しなければならなかった。

障害者とは身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所有している身体障害者・知的障害者・精神障害者のことだ。

 

会社が事業拡大を進めている頃で、積極的に人材の採用を行っていた。

45名ほどだった従業員数が、50名に達しようとしていた。

すると、親会社の監査役から障害者雇用率の制度あることを説明された。

50名に達すると、障害者を1名雇わないといけないと。

罰則がある訳ではなかったが、コンプライアンスの厳守が叫ばれる昨今のことである。

会社としては違反しないように、取り組まなければならない。

 

そんな折、労務担当のNさんから女性社員のSさんのことを告げられた。

Sさんは何年か前足を悪くされて、歩行が不自由な状態だった。

杖こそ使用していないが、片足を庇いながら不安定な歩行をされていた。

仕事をされている状態を駅で見かけた時、身体障害者の登録をされていても不思議ではないように感じていた。

だが、なぜか障害者の申請はされていなかった。

 

Sさんに登録をしてもらったら、従業員が50名を超えても障害者雇用率の達成は問題ない。

それにSさんにとっても。税金や公共施設の利用などで様々なメリットが受けられる。

担当のNさんに、その旨を打診してもらった。

しかし、Sさんから了解の返事は無かった。

 

障害者登録をして得られる利点より、本人にとって守るべきもっと必要なものがあったのだろう。

Sさんは入社したころ、テニスや野外活動に積極的に参加する活発な女性だった。

ある時、事故で足が不自由になった。

その事故が交通事故だったのか、スポーツ事故だったのか、理由は全く解らない。

その時の男女関係に起因しているともウワサされていた。

が、あくまでもそれはウワサの域を出ず、真実は解らない。

障害者というレッテルを貼られることを、どうしても受け入れることが出来なかったのかもしれない。

 

本人の気持ち次第ということで、それ以上勧めることはしなかった。

会社の都合で、個人的なことにまで立ち入ることは余計なお世話である。

本来なら、そんな小手先の手段を考えないで、障害者に適した仕事を割り当てて採用を促していくのが筋だ。(退職してから言っても説得力がないが)

 

その後退職者が増えて、従業員が50名に達することもなくなり、この問題は棚上げ状態になった。

 

今週、障害者雇用率制度のことで、国の行政機関全体が数値をかさ上げしていた事実が報道された。

ひどい事件だ。

障害者雇用率は民間企業だけではく、当然国や地方公共団体にも義務付けられている。

国や地方公共団体は一般の民間企業の雇用率を下回らないようにも設定されている。

率先して障害者の雇用率達成を推進していかなければならない立場の役所が数値をごまかしていたのだから、呆れるばかり。

 

ここ数年、国や公共団体の行政の不祥事が相次いでいる。

自衛隊が日報破棄してると嘘を言ったり、財務省が決算文書の改ざんしたり、文科省事務次官が国会で虚偽答弁をしたり、文科省の役人が自分の息子を裏口入学させたり、さらに、医大の入試で女子の試験の採点を最初から減点していたり…。

 

行政だけではく、アマチュアスポーツ界での不祥事も次々を明るみに出ている。

パワハラ、セクハラ、暴力事件、反社会組織との関係、権力者の腐敗…。

 

日本人は勤勉で、真面目で 働き者と云われるが…。

日本はまともな国なのだろうか。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:48
comments(0), trackbacks(0), - -
話題の映画

JUGEMテーマ:映画

 

駅前の駐輪場に、自転車を預けた。

梅田まで通勤電車に乗るのは、3年ぶりになる。

通勤特急は満員だった。

退職前まで、この時間帯の電車に乗り続けた。

吊革を持って、座席の前に立った。

ネクタイ姿のサラリーマンがスマホを触っている。

前に座っている年配の男性が熱心に文庫本を読んでいた。

私もこの男性のように、いつも本を読んでいた。

何でもない車内の風景が懐かしかった。

 

乗客のほとんどは勤務する会社に向かっている。

月曜日の朝、私は映画館に向かっていた。

何だか、申し訳ない気持ちにもなる。

 

朝の報道番組で、今ヒットしている映画のことが紹介されていた。

先週からその映画のことが、ワイドショーでたびたび取り上げられていた。

「面白かった」

「ぜひ、観てほしい」

「何度も笑えた」

映画を観終わった人たちがそろって高評価を口にする。

ゾンビの映画だという。

なんで、ゾンビの映画で笑えるのか。

YOUTUBEの予告編がかなり陳腐な感じだった。

なんせ、300万円の費用で製作したという。

東京の小さな映画館で上映されてから評判になり、口コミで話題が広がった。

そして、TOHOシネマズでも上映が始まった。

だが、兵庫県では上映されていない。

 

月曜日の朝一、8時40分からの上映を観ることにした。

こんな時間に映画を鑑賞できる幸せを感じずにはいられない。

 

備え付けの機械から予約していたチケットを出して会場に入ると、観客は私ひとりだった。

入場するのが早すぎたのだ。

チケットを確認するスタッフが来る前に、入場してしまった。

しばらく予約の座席に座っていると、入口付近から「それでは入場ください」というスタッフらしい声が小さく聞こえてきた。

すると、ぞろぞろと観客が入ってきた。

観客は50人ほどだった。

私のようなお爺さんも数人いた。

やたらと長い広告や予告編の後、映画が始まった。

 

映画が30分ほど進むと、前半が終わる。

荒っぽいカメラワーク、響いて聞こえにくい音声、素人俳優のぎこちない演技…。

「ハズレじゃなかい」

その時の感想だ。

 

宣伝ポスターのサブタイトルが「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」

この映画は後半が本領発揮のようだ。

緻密な謎解きが始まる。

 

これ以上は読者のために書けない。

一度観たら、としか言えない。

どんな映画でもいろんな評価はある。

私は何度も笑った。

 

私は「運命じゃない人」「鍵泥棒のメゾット」の内田けんじ監督の作品が好きだ。

そうだったのかと、後で頷かせる謎解きが面白いからだ。

この映画も、見終わった後で「そうだったのか」と納得するのだった。

 

(追記)

8月15日のアクセス数が1200を超えていた。

通常、日に50ぐらいしか閲覧されていないのに。

原因は8月11日(土)にアップしたブログのようだ。

タイトルが「ディズニー・オン・アイス」だった。

閲覧者は楽しいショーの話を読むためにアクセスしたのだろう。

なんか、申し訳ない気分になる。

ジジィの愚痴めいた独り言を読んで、失望したに違いない。

 

今回、映画の題名を意識して載せなかった。

タイトルに題名を使うと、アクセス数が急激に増えるだろう。

話題の文字を検索して、世間の人は過敏に反応する。

 

私のブログは映画評というより、極めて個人的な独り言だから。

 

author:金ブン, category:映画鑑賞, 10:12
comments(0), trackbacks(0), - -