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組織の世話役

JUGEMテーマ:日記・一般

 

今年4月、娘の家族が宮崎から大阪の吹田に移り住んだ。

娘の長男と長女(孫たち)は小学3年生と1年生で、吹田の小学校に通っている。

通い出して半年が過ぎた頃、娘は学校から来年度のPTAの役を頼まれた。

専業主婦の娘に、早速白羽の矢が立ったようだ。

宮崎から引っ越したばかりなので、断ったというが…。

 

昨今PTAの役員を決めるのは難しいと、新聞に書かれていた。

共働き夫婦が増えて、役員のなり手がなかなか見つからないそうだ。

新聞記事には<推薦の強制>のことが書いてあった。

保護者に推薦用紙が送られてきて、未提出の場合は自身が立候補したとみなされるという。

 

昔からPTAの役員を選ぶのは苦労していた。

子どもが小学生の時、妻も役員に指名され、仕方なく1年間務めていた。

保護者を代表する役員が学校と保護者の橋渡しとして、学校の行事や運営に関わるのは大切なことだと保護者の多数が認識している。

だが、その面倒な役目を自分に押し付けられるのは困るのだ。

 

最近、シルバー人材でデータ入力のアルバイトを頼まれた。

それは地域住民へのアンケートで、地域活動への意見を問うものだった。

その中には、住民の要望が書き込まれている。

イベントや講習会などの行事を求める声が多いのだが、その反面、実行する側に立って活動する気持ちがないことが伝わってくる。

若い年代はそれを時間に余裕がある退職老人たちに求め、老人たちは加齢のため動けないと書く。

とにかく、面倒なことが自分に降りかかるのを嫌がるのだ。

 

文化財ボランティアの会に参加しているが、ここでも役員問題がある。

老人たち(ほとんどが老人)はガイドをしたり、講習会に参加したりすることを目的に参加してくる。

だが、「会」というものが存在するには必ず運営する世話役(幹事)が必要だ。

上に立って面倒をみるのが好きな人が多数居ればいいのだが、そんな人が少ない。

ほとんどが自分のペースで楽しむことを求めている。

結局、役を押しつけられる人がいて、その人たちの不満が溜まる。

 

会には発足から行ってきたいろんな行事がある。

嫌々役員(幹事)になった人は出来るだけ面倒な行事を止めようとする。

役員経験者の古株たちはこれまで作ってきた行事を続けてほしい立場だ。

面倒なことを止めてしまうのは簡単だが、次々を止めてしまうと何のための会なのか、と古株たちは言う。

確かに、その意見は正しい。

退職後時間に余裕が出来て、ゆっくりと身近な文化財の勉強をしようと思っていた参加者にとって、自分時間を割かなければならない世話役を望まない。

運営する立場から出来るだけ距離を置き、傍観者でいたいのだ。

 

私は1年目から幹事に入れられてしまった。

ホームページ作成を頼まれて、いろんな会の情報を知っていてほしいとのことからだ。

今は会報の制作もしている。

私の場合、制作物に関するものを依頼されているだけで、会の運営の面倒なことはやらなくていいのでそんなに苦痛はない。

我慢できる範囲の面倒だからだ。

これが、運営する立場の面倒を強いられるとなるのはご免だ。

実に、勝手な考えだが…。

 

娘の学校では、来年度のPTA役員はまだ決まっていないという。
年末から来年にかけて、学校と保護者の間でせめぎ合いがあるそうだ。

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:23
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喪中はがき

JUGEMテーマ:家庭

 

先週、数通の喪中はがきが届いた。

最近、喪中はがきが多くなったのに気付く。

これも歳を取ったからなのだろう。

 

その中の1通は、私が勤めていた会社でデザイナーとして働いていた女性からの喪中はがきで、亡くなったのはご主人のY君だった。

Y君は私と同年齢である。

 

結婚した頃、Y君夫婦と同僚のM君夫婦との3家族で、北海道のニセコにスキーに行った事があった。

Y君はスポーツマンで、スキーの他にテニスも得意だった。

Y君は京都の新聞社に勤めていた。

私が京都営業所に転勤になった頃、何度か新聞社で会った。

その頃、Y君は血液の難病に罹り、病院に通っていると聞いた。

私が15歳の息子をガンで亡くしたことを知ると、1冊の本を貸してくれた。

井上靖の「星と祭」。

17歳の娘を琵琶湖で亡くした主人公が、十一面観音を拝観して感銘を受け、琵琶湖の周辺にある十一面観音を訪ねてあるく物語だった。

私を慰めようと、その本を選んでくれた。

 

最近知人から、Y君が入院していることを伝え聞いた。

一度会いに行こうと思っていた矢先の訃報だった。

歳を取ると、会いたいと思った時に会っておかないと後悔する。

 

今週はボランティアの会の日帰り旅行があった。

師走にしては異常な暖かさの中、加西から福崎周辺を散策した。

 

五百羅漢

 

柳田國男の生家

 

一乗寺(国宝三重塔)

 

紅葉も終わりかけていた。

author:金ブン, category:家庭の話題, 09:45
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カリスマ

JUGEMテーマ:ニュース

 

Mr.ゴーンが日産の最高執行責任者として、テレビに登場した時の演説風景を覚えている。

たどたどしい日本語で「他に選択肢はありません」と言った時、<こんなおっさんに、2兆円の借金を抱える会社を建て直すことが出来るのだろうか>が正直な感想だった。

だが数年後、その結果に驚くことになる。

人員削減、工場閉鎖など、次々とリストラを進め、3年後には負債を全額返済し、日産を復活させてしまった。

マスコミでも大きく取り上げられた。

急いで、Mr.ゴーンの関連書籍を読んだ。

一体、Mr.ゴーンとはどんな人なのだろうと。

 

その本が時代の寵児を持ち上げる内容だったせいか、私はこの経営者に心酔してしまった。

バブル経済崩壊後、会社を倒産させて多くの失業者を出した経営者がたくさんいた。

私が勤めていた旅行会社も負債を出して、一旦会社を整理したのだ。

 

松下幸之助や本田宗一郎など、日本にはカリスマ的経営者がたくさんいたが、そう言った人々は往々にして、経済成長の時代の人物だ。

2兆円もの負債を抱えた会社を、経済が低迷する中で再生させることは並大抵なことでは出来ない。

血も涙も無いようなコストカットを実行したと言われる。

日本の商習慣に縛られた経営者には決して出来ないことだとも。

反面、恨んでいる人たちはかなりいるようだが。

 

Mr.ゴーンが実行したことはコストカットだけではない。

新車種の投入やブランドイメージの一新して、落ち込んでいた国内シェアを復活させた。

東日本大震災の時は復旧支援活動に尽力していたのを、テレビの報道番組でも観ていた。

 

Mr.ゴーンに悪い印象を持っていなかっただけに、今回の報道には驚いた。

多額の報酬隠し、姉・母親の自宅購入・ヨットクラブの会費の経費の私的利用するなど、伝えられる内容は目を疑うばかり。

これらが真実なら、げんなりしてしまう。

権力を長く手にしていると、やはり腐敗してしまうのか。

時間給800円のアルバイトをしている私には、10億、20億もの報酬を受け取ることがどんなものか想像もつかないが…。

 

ただ、同じトップにいた経営者の社長がそんな重大な事を認識してなかったのはいささか不自然ではある。

一連のカリスマ経営者の行為を法的に裁く事が可能なのかどうか、疑問を持つ法律家もいるようだ。

大量の持ち金をつぎ込んで、超敏腕弁護士を雇って、無罪放免を勝ち取るのだろう。

 

 

以前朝日新聞の「折々のことば」に、大阪のおばちゃんの言葉が紹介されていた。

「いやぁ、感じわるぅ」

 

これはMr.ビーンだったか。

author:金ブン, category:社会ネタ, 10:20
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将来の不安

JUGEMテーマ:日記・一般

 

「将来のイヤな出来事を考えるより、今の時間を楽しもう」

今月の初め、大学時代の友人と飲んで話した時、最後はそんな言葉で言い合ったのを覚えている。

歳を取ると、<将来の不安>がヒタヒタと足音を立てて近づいてくる。

ガンや認知症など健康問題、経済的問題、家族との関係、連れ合いに先立たれて一人になった時の孤独。

考えると、<将来の不安>はたくさんある。

 

先週2回放送されていたNHKスペシャルの「人生100年時代を生きる」は、出来るだけ考えないようにしていた<将来の不安>を思い起こさせる番組だった。

1回目は「終の棲家」、2回目は「終末医療の現実」だった。

 

要介護者・要支援者の推計で、2015年の620万人が20年後の2035年には960万人に膨れ上がるという。

現在、認知症の発症率が85歳で55.5%なのだ。

それによって、介護保険料の負担が増え、介護する施設や人材が不足する。

1回目の放送では、施設不足を補うために国が推進してきた「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」が認知症の増加で思わぬ事態が起きていることを指摘していた。

 

2回目に放送された終末医療は、私にとっても喫緊の話題だった。

93歳の父親と85歳の義母は今のところ何とか元気にしているが、いつ救急車を呼ぶ現実がやってくるかわからない。

終末医療をどうしてほしいのか、真剣に話した事が無い。

こういう話題はなかなか話にくいものだ。

突然意識が無くなって病院に運ばれて、人工呼吸器や胃ろうの装着をどうするかの判断を迫られた時、本人の意志を確認しておく必要がある。

 

3年前、娘婿の祖母が突然くも膜下出血で倒れた。

救急車で高度医療の病院に運ばれ一命は取り留めたのだが、寝たきり状態になり自分の意志を発することが出来なくなってしまった。

家族は医師の言葉から長く生きてられないだろうと思っていた。

病院の延命医療は進歩している。

胃ろうの装着をしなかったが、栄養点滴だけで3年経った今でも自発呼吸を続けている。

家族は毎日のように交代で病院へ通っているという。

<死んでしまった>と<生きている>とは違う。

<生きている>なら、出来るだけ長くこの世に居てほしいと家族は思う。

だが、果たして本人はこの状態で良いと思っているのか。

意識が無くなってからでは本人の気持ちを確認しようがない。

 

この問題は高齢の両親だけに限ったことではない。

65歳になった私も差し迫った課題だといえる。

認知症に罹り、自分の意志を表明することが出来なくなるかもしれない。

 

延命治療は出来るだけ避けたいと思っている。

胃ろうはもちろん、人工呼吸器の装着も断りたい。

認知症の後でガンを罹患した場合、手術、抗癌剤、放射線などすべての治療は止めてほしいと思っている。

痛がった時に、緩和治療をしてくれれば良い。

 

こういう意志は家族に対して、書面で残しておかないといけない。

死ぬということは面倒くさいものだ。

 

平安時代の平均寿命は男性が33歳、女性が27歳ぐらいだったそうだ。

40歳代で老人の域に達しているのだ。

人生100年時代というが、健康な状態で人生を終えるのはとても不可能な気がする。

長生きは本当に幸せなのだろうか。

 

神様がいるのなら、お願いしたいものだ。

<ピンピンコロリ>と終わられてほしいと。

 

やっぱり、「将来のイヤな出来事を考えるより、今の時間を楽しもう」と、自分に言い聞かせている。

 

author:金ブン, category:社会ネタ, 09:30
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うつ病九段

JUGEMテーマ:読書

 

木の実ナナ、武田鉄矢、岡村隆史、ユースケ・サンタマリア、高島忠雄、丸岡いずみ…。

これらの芸能人は「うつ病」に罹患したことを公表している。

人気商売の有名人であるが故に、多くのストレスを抱えているようだ。

 

プロ棋士の先崎学は昨年の9月から今年の4月から将棋のトーナメントから休場していた。

休場当時「一身上の都合」ということだった。

好きなトッププロのひとりだったので、突然の休場が気になっていた。

 

NHK将棋トーナメントでの先崎棋士の解説は分かりやすく、面白かった。

特に5年前のトーナメントでの、準決勝羽生・郷田戦の解説は印象に残っている。

羽生棋士が見事な詰み筋を見つけた時、「やっぱり、羽生さんは天才ですね」と何度も感心していた。

自分もトッププロなのに、同年輩の棋士を褒め上げる姿は微笑ましくもあった。

その性格が素直で大らかなのだろうと感じたものだ。

文章も上手く、将棋関係以外でもたくさんの本を出版している。

マンガで大ヒットし映画化された「3月のライオン」は先崎が監修している。

 

休場してしばらくしてから、ネット上では休場の原因が精神的な病気だと書かれていた。

 

トップ棋士の休場といえば、4年前女流棋士の里見香奈が話題になっていた。

女流タイトルを独占していた棋士の突然の休場だったので、ストレスによるうつ病ではないかと囁かれていた。

(里見香奈棋士は8ヶ月後に復帰して、次々にタイトルを取り返して復活している)

 

陽気で明るい性格に感じられた先崎棋士が精神的な病気に罹ったというのは意外に思えた。

その先崎棋士が今年の7月出版した本が話題になった。

本の題名は「うつ病九段」で、副題に(プロ棋士が将棋を失くした1年間)とあった。

突然うつ病に罹った将棋のトップ棋士が体験した日々の出来事を克明に記している。

 

幼い頃から将棋を初め、天才と言われながら将棋界の頂点を目指して、駆け登っていった。

ずば抜けた成績を残しながら常に注目を浴び、先崎棋士は人々から賞賛される。

出版した本も売れ、話題映画の監修もする。

 

それが、6月23日のことだ。

朝食後突然、頭が重くなるのを感じる。

すぐに治ると思っていたが、それ以後1週間、頭はどんどん重くなるばかりだ。

「これはおかしい」と自覚するようになる。

だんだんと寝付きが悪くなり、眠れなくなっていく。

 

予兆はあったという。

その頃、将棋界は「不正ソフト使用疑惑事件」で揺れていた。

将棋連盟の会長が同年代の佐藤棋士であったので、様々な相談に乗っていた。

また、映画の監修や執筆活動などで、多忙を極めていた。

 

<胸が苦しくなる症状が出るようになり、横になっていると、無性に胸がせりあげてくるような感覚が襲ってくる。>

<胸が苦しくなるとともに、頭が重くなる。常に頭の上に1キロくらいの重しが乗っているような感じで、この重しは横になっても取れない。>

<ひたすら深呼吸をする。ゆっくり吐いて、ゆっくり吸って。しかし、どんなに深呼吸しても、頭の重さと胸の苦しさは減ることが無かった。>

 

やがて、死のイメージに取り憑かれるようになる。

 

<頭の中には、人間が考える最も暗いこと、死のイメージが駆け巡る。高い所から飛び降りるとか、電車に飛び込むなどのイメージがよく浮かんだ。>

 

<電車に乗るのが怖いのではなく、ホームに立つことが怖かった。毎日何十回も電車に飛び込むイメージが頭の中を駆け巡った。>

飛び込むというよりも、吸い込まれるというイメージなのだそうだ。

<健康な人間は生きるために最善を選ぶが、うつ病の人間は時として、死ぬために瞬間的に最善を選ぶ。脳からの信号のようなもので発作的に実行に移すのでないだろうか。>

 

棋士は頭脳を使う仕事だ。

うつ病が進行すると、全く頭が働かなくなる。

論理的な能力が衰え、判断力が低下する。

プロ棋士は棋力を養うために、詰将棋をする。

プロ棋士になると、十数手詰程度なら容易に解いてしまう。
先崎棋士の場合、アマチュアでも解けるような7手詰が全く解けなくなってしまったという。

<うつ病は心の病気ではなく、脳の病気なのだ。>

 

幸運と言うのは変なのだが、先崎棋士にとって、実兄が精神科医だったことが良かった。

兄の助言で、うつ病を克服する時間が早まったと云えるだろう。

今年の4月からプロ棋士として復帰し、順位戦トーナメントで将棋を指せるまでに復活している。

 

現在、日本では15人にひとりがうつ病に罹って、世界中では3.2億人がうつ病を発症し、年間80万人が自殺しているという。

<オトナの雑学>に書いてあったが、今健康増進効果があると注目されているブロッコリーはうつ病にも効果があるらしい。

ブロッコリーの栄養素である<スルフォラファン>という成分は精神面にも効果を発揮することがアメリカの研究で報告されているという。

 

私は精神面で弱いところがあると自覚している。

すぐにくよくよと考え込むし、瑣末な出来事を気にして睡眠が浅くなる。

 

玉ねぎは嫌いだが、ブロッコリーは野菜の中で一番好きだ。

最近、ブロッコリーを良く食べている。

author:金ブン, category:読書, 09:50
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